しっとう?岩田亜矢那

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「青の向こうの、そのまた向こう」

2007年03月20日 22時30分33秒 | LaLaSweet
その時、ぼくはきっと恋をしていた。
舞台の上で、まるで妖精のように輝きながら動く
「原田まゆみ」っていう女のコに。


あやにゃの初舞台である。
物語は3人のおばちゃん達が25年振りに母校の教室を訪れるところから始まる。
生徒数減少により廃校になる母校で同窓会を開くのだ。

彼女達は思い出していた、あの年の冬休み前の出来事を。
合唱コンクールの練習で遅くまで残っていた教室
そこで突然倒れたナオミ
彼女の妊娠の発覚
クラス中、学校中が大騒ぎになる中、信頼していた先生の裏切り
反対に毛嫌いしていた教師が実は自分達の事を本当に考えていてくれていた事
PTA・大人達への許せぬ思い、怒り、
そして、この教室でバリケードを築き、立て籠もった4日間を。
あの日、教室の窓から見上げた空は、まるで抜けるように青かった事を。

まあざっとこんなストーリーである。
要所、要所でビートルズ、ジョン・レノンの曲が流れ、
当時(1969年が舞台)の雰囲気を醸し出す。

ここであやにゃが演じるのは、
この三人のおばちゃんの一人の高校生時代
クラス委員ということで、金八先生でいう本仮屋ユイカの役どころ
かなり重要なポジションである。

が、しかし・・・
台詞が非常に少ない!
と言うか殆んどない!
「イケバン!」って制止する処と
PTAの成り立ちを読み上げる処の2箇所くらいだ。

これはやはり、他の出演者と比べて明らかに演技について素人なので
脚本家さんが考慮したのか?
もしくは、残念な事だが、練習の段階で
「これは無理だ」と演出家の判断で、どんどん削れられていったのか?

でもね、
あやにゃが自分の台詞のない所でもしっかり、「ハラダ」を演じていた。
マイクが声を拾っていなくても、ちゃんと会話していた。

そして、もうひとつ大きな発見が。
あやにゃは物凄く舞台映えするコだって事。
贔屓目を差し引いても、あやにゃはあの舞台の上で誰よりも光輝いていた。
まるであやにゃだけにスポットライトが当たっているが如く、
筆者の視線はずっとあやにゃだけを追い続けている。
これはきっと、あやにゃ目当てに来た人以外も同じはず。

だからこそ、これからもまた、あやにゃには舞台に立ってくれる事を望む。
台詞回しがまだまだド素人であっても、それは練習すれば。
演技力についても、それはこれからどんどん鍛えられてゆけば。
あやにゃには、如何に努力しても、教えてもらっても
決して得る事の出来ない「存在感」「輝き」という天賦の才を兼ね備えているのだから。

あやにゃ、ホントにお疲れ様!
そして素敵な舞台を有難う!!
あっ、それと喜多ゆかりアナを100倍美人にした
ヴォーカルの山田芳恵さんも!!!