本当はアニキ、まだまだ試合に出場できるコンディションではなかったかも知れない。
しかし、オヤジの故島野育夫前コーチの追悼試合とあっては
ベンチを温めている訳にはいかない
アニキとしては異例とも言えるDHでの強行出場。
その無謀とも言える最初の打席で
ホームランを打って見せるのが、
やっぱりアニキ。
天国の島野オヤジ、見てますか?
今年は皆で、生前オヤジに贈れなかった
「日本一」
獲りに行きますよ!
「古都奈良に春の訪れを告げる」
との一文がまるで枕詞の如く付けられる
「お水取り」
正確には
「東大寺二月堂修二会(しゅにえ)」
実は恥かしい話であるが、筆者今までこの「お水取り」に一度として足を運んだ事がなかった。
あれだけ、奈良に行っていて、まるで「奈良の観光の通」
のような顔をしていながら、奈良の歳時記を代表するような「お水取り」だけは行った事がなかった。
何故かと言えば、これはもう「なんでもです。」と答えるしかない。
ほんとに特に理由がなく、毎年「行こう」と思っている間に4月になっているのである。
本日3月3日の雛祭り
仕事で奈良学研登美ヶ丘に来たついでに「初お水取り」する事としよう。
月曜日だし、さっきまでかなりの雨が降っていたので
人出もそれ程でもなかろう、
甘かった、、、
30分前でこの人込みである。
あの前の方の人はいったい何時頃から並んでいるのであろう?
という事はさっきの土砂降りの中でもあのままで、、、
筆者は古都の伝統行事を舐めていた、
さすがに1250年以上一度たりとも途切れず続いてきた行である。
とかなんとか言っている間に筆者の後ろにも凄い人が
そして定刻の19時
境内の照明が一斉に消される。
階段の下で明かりがともる
ここからでは死角となって良くは見えないが
お松明に火が点されたようだ、
その階段を2、3度往復した後、いよいよ、
お松明を持った僧侶が、本堂の舞台を一気走り抜ける
そして右端までたどり着いた所で
そのお松明をグルグル回し
火の粉をお堂の下に向かって落としまくる。
この火の粉を浴びた人は、その一年間無病息災で過ごせるという。
更にお松明は次々と階段から上がってきて
お堂の舞台を走り抜ける
火は想像していたよりずっと激しく
遠く離れたこの場所でも相当煙い。
お松明の火がお堂に燃え移らないか心配な位だ。
うちのデジカメのルミちゃんFX33では
そのお松明のド迫力が切り取れずに歯痒くて仕方ない。
光学ズーム3.6倍ではこれが限界か?!
にころこさん購入のFX35の4倍ズームが羨ましい。
お松明はこの日は合計10本上堂した。
お松明が終わった後、お堂へ。
昨秋の「おっさん四人旅」でもお参りしたが
夜にはまた趣きが違う。
お堂の欄干
先程、この横を走り回ったお松明の燃えかすが残る。
これを持ち帰り護符の代わりにすると良いらしいので
筆者も少々頂いて帰る事に。
そして階段を降りた所に、使用済みのお松明が
こんなごっつい奴を振り回してはったんか?!
やるな~、お坊さん!
行きは二月堂参道を通ってきたのだが
帰りは反対側の裏参道から
これまた、おっさん四人旅の時にも通ったルートたが
あの時とはまるで別物のようなロマンチックな雰囲気
一人で歩くには勿体無いくらい、
あっ、モチロンおっさん四人では無く、素敵なあのコと。
お水取りは14日まで、
12日には「篭松明」と呼ばれる大松明が登場する。
この日こそ、本当の「お水取り」の行が行われるのだが
12日の混雑はこんなものやないらしく2~3万人の人出が予想される。
それでも観たいと根性の座った人は是非どうぞ!!