先発3人に四番が消えたスワローズを、
あえて筆者がタイガースの優勝争いのライバルと、
名前を挙げる理由として、この神宮球場の大改修にある。
我らが阪神甲子園球場も今年来年と大改修を行うが、
ファールグラウンドが幾分狭くなる事を除いて、
基本はグラウンド外の事。
しかし神宮球場大改修はもう殆ど別の球場
「新神宮球場」と呼んでも良いくらいの大変身だ。
まず両翼91mから、
あの長嶋茂雄が8ホーマーの驚異の大学記録を打ち立てた頃の
101mに拡張された。
これで今までのようにポンポンスタンドインなんて事態はなくなる。
ラミレスを簡単に手放したのもこれを計算入れての事。
当然外野手の守備が大きなキーワードとなる。
そして新しい人工芝。
長さが従来の13mmから一気に62mmと長くなった
しかもこの「ものフィラメントロングパイル芝」
サッカー場で使われる事はあってもプロ野球場では世界初だとか。
スライディング時の衝撃吸収性が天然芝と同じとされているらしいが、
その分打球の勢いも吸収されて、更には蛇行までする。
タイガースの至宝JFKが出て来た時、
これは無理とスワローズ打線はバンドを多用してくる事が想定される。
球児のストレートでも最初から構えていれば3球に1球くらいは当たるだろう。
今までならそんな見え見えのセーフティーバンドそうそう成功することはなかったが
こう勢いが消され、打球が何処にいくか分からなければ、内野安打となる確率はかなり上がる。
しかも今年のスワローズには足の速い選手が揃う。
縦しんばセーフティバンド自体が成功しなくとも
その試みは間違いなくJFKの体力を奪ってゆく
それでなくとも灼熱の北京でヘトヘトになっているというのに。
という事でこの「新神宮球場」は正に要注意!
オープン戦でもバンドをされまくっていたがシーズン本番では?
そしてタイガースの内野陣はこの長い人工芝に対処出来るのか?
特に今岡~っ!