意味がわかると怖い話１７３４ 「魔物退治」

ある年、歴史上稀に見る大災害に見舞われたとある島の集落。
住民達は一丸となって復興へと取り組んでいた。

しかし、そんな彼らをある困った事態が襲った。
大災害によって魔物が大量発生し、
島の海を埋め尽くしたのだ。

その魔物達に困惑する島民達。
そんな彼らに手を差し伸べたのは
島外から派遣された精鋭達だった。

本来彼らは災害救助のために来てくれたのにも関わらず、
「これは我々が駆除しよう」と魔物達へ果敢に挑んでいったのだ。

そして、見る見る魔物達は島から海から消えていった。
これには島民たちも感謝の声を惜しみなく送り、
できる限りのお礼をしようと
なけなしの貯蓄を切り崩して準備をした。

しかし、そんな彼らを見て精鋭たちは苦笑いする。
「いえいえ、むしろお礼をしないといけないのは私達の方でして。」

そう言うと彼らは大量の金貨の入った袋をそっと島民達に差し出した。
まったく筋の通らない事態に混乱する島民達。
そんな彼らに、精鋭たちは一言付け加えた。

「他人の不幸でご飯が美味しくなるような人達が少なからずいるということです。」

《解説編》意味がわかると怖い話１７３３ 「自殺現場」

自殺したはずなのに、買ったばかりの本のページの端を折っているということは
「続きを見る気だった」ということになる。
つまり死ぬ気なんて無かった。
不仲になっていた夫が妻を浮気に見せかけて殺した、ということ。

〔ＮＨＫ大河ドラマ〕花燃ゆ 第７回「放たれる寅」感想 『幽囚録』はインターネット公開されてる！

しっかし、野山獄から出るとか、出んとかで丸々１話を使ってしまって大丈夫か～？
５０話って長いようで短いんで、
このロスが祟って、明治維新の大事な所でおお端折りになるいつものパターンに陥りそうで。

この野山獄中で松陰が記した『幽囚録』は明治２４年に出版され現在でも国会図書館に保存されている。
更に有り難い事に「近代デジタルライブラリー」としてインターネット公開されて、誰でも気軽に閲覧出来るんですな。
因みに『留魂録』も読める。

ただ当時は漢文なので、きっどさんなんのこっちゃ全く解りませんが。。。