時系列的には、前回の「レッドゾーン」と一部重なっている。
「レッドゾーン」内では描けなかった
「リーマン・ショック」で大混乱のアメリカで、
その混乱に乗じて、アメリカの象徴であるアメリカンドリーム社を
我らが鷲津政彦が買収する。
つまり
「アメリカを買い叩く!」
バブル崩壊時の欧米のハゲタカファンドの意趣返し、
世界大恐慌寸前の世界経済のとどめを刺すのか?
それとも救世主なのか?
傑作ぞろいの「ハゲタカ」シリーズの中でも
群を抜いての大傑作!
一気に読み終えた後に、文庫本を机の上に置いて、
スタンディングオベーションしたもの。
ただ、ハゲタカシリーズはこの第4作で打ち止めかな~
少年ジャンプの漫画の如く、物語がインフレーションし過ぎた。
次の舞台を求めるならクリンゴン帝国へでもリンと一緒に移住する?
サムはついて来ないだろうな~