貴船の「ひろ文」と言えば
「流しそーめん」で有名だけど、
今回は川床料理と驕ってみた。
平氏なら久しからずやね。
実は「右源太」に、と思ってたんだけど
この季節にも拘わらず、予約で満杯でございます。
さすがミシュランの星持ち!
まっ、5年位前に一回訪れてるしね。
夏の京都と言えば鱧だけど、
湯引きでも、椀物でもなく、湯引きした物を焼いてお造りにと、
やるな~
最初に
「寒くなって、ダメだってちょっと前に言って下さい
半纏ご用意していますので」
だめです!限界です。
貴船って事で、長袖を一枚余分に持って来たんだけど全然ダメ。
3時頃で外気温23度だったけど、5時過ぎでは20度切ってる、
更に真下を流れる川の流れで、体感気温は10度前後~
さっ、寒い!
でも鮎でございます。
晩秋の寒さだから鮭が出てきたら興ざめでございます。
で、これな~んだ?
実は「酢の物」として出されてるんですな。
確かに酢味噌で食べるんだけど、紛うことなきローストビーフでございます。
それをさらっと「酢の物でございます」って出すのが京都ですな。
本当ならそーめんらしいけど
「さすがにこの寒さなので」
と、にゅうめんが出てきた!
ありがたや~
正直、貴船の川床料理は風情代が半分と思っていたけど、
「ひろ文」は料亭並み、いや以上と言っても良い!
格は「右源太」かも知れないけど
味は「ひろ文」ですな。