昨夜、旦那と喧嘩しちゃったんだ。
原因は私のヤキモチなんだけど…
会社の女の子からクッキーをもらったらしく、それを嬉しそうにわざわざ私の前で食べ始めたの!
しかも、
「お前なんか菓子さえつくれないもんなぁ?」
ですって!
なによ!
いつも甘いものを見ると
「よくもまぁ、あんな不味いもんが食えたもんだ」
なんて言うくせにーー!!!ムキー!!
だからあいつを驚かす為に、デコレーションケーキを作る計画なの!
ふふん。
見てなさいよ?
絶対ああ言った事を後悔させてやるんだからぁ~!!
ふふっ
まずは、スポンジを…
で、クリームの半分にこれを混ぜて…
…で、細かく切ったこれをサンドして…
仕上げにデコレーションして…
出来た!
…すごい!かんぺきだわ!
あとは、これであの人の大好きな物をつくってあげよ♪
「ただいま~」
「あなた、おかえりなさい!」
「…あ、」
「大丈夫。ごめんなさいね?昨日は。」
「いや、俺も悪かった…」
「ふふ!実はね、仲直りのしるしに今日はあなたの大好きなキムチ料理をつくったの!」
「おっ!どれどれ?!
っ!
すごいじゃないか!
キムチチャーハンに…豚キムチに……こりゃ酒がすすむな!」
「さ、食べましょ」
…ご飯のあとは、あのデコレーションケーキを出さなくちゃ♪
「ふぅ。すごくうまかった!」
「ね、あなた?実はね、デザートがあるんだけど…」
「ん?なんだ、珍しいな?柿かなんかか?」
「ふふっ♪」
私は冷蔵庫の中からケーキをとりだし、テーブルの上にそっとおいた。
「…す、すごいじゃないか!お前がつくったのか?」
「そうよ。ふふん!すごいでしょ!」
「すごいなんてもんじゃない…!…このクリームの色…どうやったんだ?」
「技よ技!さ、どーぞ!」
「いただきます。
…………っ!!」
ニコニコ「どーお……?おいしい…??」
「っ!!?」
あの日から数日がたちました。
あの人ったら、あの日以来、私にすごくよくしてくれるようになったのよ。
多分、あの日のケーキと、とびきりの笑顔がきいたのかしらねっ♪
ふふっ
原因は私のヤキモチなんだけど…
会社の女の子からクッキーをもらったらしく、それを嬉しそうにわざわざ私の前で食べ始めたの!
しかも、
「お前なんか菓子さえつくれないもんなぁ?」
ですって!
なによ!
いつも甘いものを見ると
「よくもまぁ、あんな不味いもんが食えたもんだ」
なんて言うくせにーー!!!ムキー!!
だからあいつを驚かす為に、デコレーションケーキを作る計画なの!
ふふん。
見てなさいよ?
絶対ああ言った事を後悔させてやるんだからぁ~!!
ふふっ
まずは、スポンジを…
で、クリームの半分にこれを混ぜて…
…で、細かく切ったこれをサンドして…
仕上げにデコレーションして…
出来た!
…すごい!かんぺきだわ!
あとは、これであの人の大好きな物をつくってあげよ♪
「ただいま~」
「あなた、おかえりなさい!」
「…あ、」
「大丈夫。ごめんなさいね?昨日は。」
「いや、俺も悪かった…」
「ふふ!実はね、仲直りのしるしに今日はあなたの大好きなキムチ料理をつくったの!」
「おっ!どれどれ?!
っ!
すごいじゃないか!
キムチチャーハンに…豚キムチに……こりゃ酒がすすむな!」
「さ、食べましょ」
…ご飯のあとは、あのデコレーションケーキを出さなくちゃ♪
「ふぅ。すごくうまかった!」
「ね、あなた?実はね、デザートがあるんだけど…」
「ん?なんだ、珍しいな?柿かなんかか?」
「ふふっ♪」
私は冷蔵庫の中からケーキをとりだし、テーブルの上にそっとおいた。
「…す、すごいじゃないか!お前がつくったのか?」
「そうよ。ふふん!すごいでしょ!」
「すごいなんてもんじゃない…!…このクリームの色…どうやったんだ?」
「技よ技!さ、どーぞ!」
「いただきます。
…………っ!!」
ニコニコ「どーお……?おいしい…??」
「っ!!?」
あの日から数日がたちました。
あの人ったら、あの日以来、私にすごくよくしてくれるようになったのよ。
多分、あの日のケーキと、とびきりの笑顔がきいたのかしらねっ♪
ふふっ
おじいさんだけでなく、実はおばあさんも認知症になっている。
だから
『やぁねぇ、さっき食べたじゃあありませんか。』
も認知症による症状で、ご飯を食べていない。
よって、おじいさん、おばあさん共に餓死した。
ただ、作者さんから以下の恐ろしいアナザー解説も。
生き物の本能的な生存本能食欲は
認知症が悪化すればするほど、
増強する。
寝たきりか余程のことがない限り
抑えることは難しい。
よって、
『婆さんや?婆さんや?
返事がないのぅ…
どうせ決まって返事は、同じじゃろ。
さっき食べてても良い
お腹が空いたんぢゃ~』
と側にいる食物(先に餓死している婆さん)を平らげ
味をしめた爺さんは、
自らの身体を…
動けなくなり、餓死。
認知症が悪化すればするほど、
増強する。
寝たきりか余程のことがない限り
抑えることは難しい。
よって、
『婆さんや?婆さんや?
返事がないのぅ…
どうせ決まって返事は、同じじゃろ。
さっき食べてても良い
お腹が空いたんぢゃ~』
と側にいる食物(先に餓死している婆さん)を平らげ
味をしめた爺さんは、
自らの身体を…
動けなくなり、餓死。