大阪府は
『大阪府は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今月20日まで自粛していた府が主催する催しについて、21日以降、条件付きで開催するとを決めた。 』
なのに
『大阪市の松井市長は新型コロナウイルスの感染が急速に拡大している兵庫県と大阪府の間の不要不急の往来を
明日からなるべく自粛するよう呼び掛けるように国から通知があったと明らかにした。 』
明日からなるべく自粛するよう呼び掛けるように国から通知があったと明らかにした。 』
大阪維新の会の両同志から、この相反する命令はいったいどういう事なんだろう?
大阪府内でこれまで自粛していたイベントを
「このままでは経済が止まってしまう」と通常の経済活動を行うという動きなのに、
尼から向こうへは行くな!と。
いや、西淀ー尼間は神崎川があるのでイムジン河にすれば宜しい。
問題は大阪国際空港(伊丹空港)に行ってしまった場合である。
あそこは豊中市・池田市・伊丹市が混在している。
つまり油断していると、大阪府と兵庫県を往来してしまう。
若しそれを維新の憲兵隊に見つかったら。。。
まあ、そんな話は宜しい。
明らかに松井市長に対して、安倍政権は
「まだ自粛解除なんて早いんじゃ!」とのサインを送っているのに、
吉村大阪維新の会代表代行は強行解除したのか?
問題はこの自粛解除決定した日付3月13日
解除日、3月21日である事がポイント。
解除日は三連休初日でも、三連休明けでもない中途半端な3月21日。
キーポイントはこれ
『大阪維新の会所属だった大阪市議の当選無効に伴う市議会中央区選挙区の再選挙が13日、告示された。大阪維新の会新人の元国会議員秘書、塩中一成氏(48)、自民党の元市議、権世幸蔵氏(62)、共産党の元市議、小川陽太氏(42)の3人が届け出た。22日投開票で、定数3のうち1議席を争う。
大阪市を廃止して特別区を設置する「大阪都構想」を巡り、11月にも実施される住民投票を視野に、都構想の是非を巡る各党の論戦も注目だ。』(日経新聞より引用)
これは
『大阪市選挙管理委員会は17日、2019年4月の市議選で公職選挙法違反(買収)の罪に問われた不破忠幸元市議(54)=中央区選挙区=の有罪が13日に確定し、当選が無効となったと告示した。これを受けて、再選挙について3月13日告示、22日投開票とする日程が確定したと発表した。
不破元市議は車上運動員(うぐいす嬢)の手配を依頼し不正に報酬を支払ったとして、一、二審で懲役1年、執行猶予5年の判決を受け、最高裁が7日付で上告を棄却する決定をした。』(日経新聞より引用)
つまり大阪維新の会は、自分所の所属議員が買収で当選無効となり行われる再選挙に性懲りもなく、また自分の所の所属議員を擁立するのであるが、
その公示日が3月13日
投票日が3月22日
公示日=自粛解除決定日
投票日=自粛解除翌日
選挙の設営があるから自粛解除日は投票日と同日と考えて良いだろう。
つまり吉村&松井の大阪維新の会の両巨頭は、
どーしてもこの再選挙を行い、大阪維新の会の議員を当選させる必要があったのである。
府議会議員選挙なら別にどーでも宜しい、
市議会議員選挙は大切なのだ。
それは勿論、大阪都構想実現の為である。
秋に大阪市民限定の住民投票を行う前に
大阪府・市議会で評定協議書を可決する必要がある。
しかし大阪市議会は維新単独で過半数に達していないのである。
そこで公明党に頭を下げて住民投票までは進む事を賛成してもらう予定である。
だから大阪市議に関しては、一人でも欲しいのである。
その為に「大阪は新型コロナが収まりつつある」というイメージ無理やり作り出し、
自粛解除を強行したのである。
どーしても大阪から新型コロナ感染者の数を絞る必要があったのである。
日本医師会が行った2月26日から3月16日までの間に医師がPCR検査を保健所に依頼して断られた数調査。
26の都道府県で290件の報告があり、
堂々のナンバーワンは我らが大阪府47件!
吉村知事は
「大阪府は独自の基準で検査する」
と豪語しながら、実際は
「大阪府は独自の基準で検査拒否していた」
のである。
その目的は、少しでも新型コロナ感染者の見掛け上の数を減らし、
3月22日の大阪市議会議員再選挙を強行する為。
だいたい「経済が動かない」と言いながら、
何故3月13日の段階で3月21日よりの自粛解除が決定出来る?
明日はどうなっているか判らない状況で、
ユニバも3月29日まで臨時休園期間を延長したというのに。