今日のデッサン会で、アリアスを描いているHさんのデッサンに手を加えてみました。
このアリアスのデッサンは、一か月くらい前から始めていますが、どうにも捕まえられない様子なので、
私が描き方を示してやりました。始める前と後を撮影しましたので、比べてみてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f2/c4fc44b81da84d0ea94143e9a3f87216.jpg)
本人が描いたものをある程度尊重して描いていますが、基本は、下を画面の中に入れること、上はぎりぎりか場合によっては画面からはみ出しても良いという感じで描くことを勧めました。
美大受験生のデッサンでも、割とこれはルールにしてもいいようです。例外はありますが。
下を入れると安定します。上を切るとのびのびします。そのルールです。
反対だと、下が安定しません。上は押し付けられた感じがします。
この場合は、下が左が遠いので、やや左上がりになります。
下から首のつけ根(鎖骨が始まる辺り)までが、ほぼ全体の4分の1になっているので、それを基準にしたらよいと話しました。
これは、見る角度によってもちがいますから、今回はこの位置からたまたまそう見えただけです。
また、左右ですが、一番左は角のようになっている部分です。また、一番右は肩の部分です。
その二つの点を重要に考えて全体の入れ方を考えました。
後は、卵型の頭と円柱の首という考え方ですが、このアリアスは髪の毛で首が見えにくくなっています。
しかも円柱が下へ行くほど広がるように感じるので、円錐の首と言った方が良いでしょうか。
それから、左右に同じような物がありますが、その高さ比べをしていきます。
右の肩と左の肩がどちらが高いか?(画面の中でどちらが上に見えるか)
肩と肩は首の後ろを通過して、どのように繋がっているか?
髪の毛の垂れ下がった下の部分は左右どちらが高いか?
鼻と肩の高さ比べ、耳と目の高さ比べ、
二つの角の位置比べ、近い方を強く描いて、遠い方をぼかしておく。
後ろの髪の毛は、箱を掴むような気持ちで面で捉える。
そのようなことを説明しながら、描いてみせました。
いかがでしょうか。
そして、それを後で、DVDで見られるように、撮影もしてもらいました。
このように、手直しした場合は、時々撮影をして、多くの人に見ていただけるようにDVDを作っています。
どうやって描くのかが手に取るようにわかります。
なかなか描いて直す場面は見られませんから、貴重なビデオだと思います。
ーーーーーーーーーーー
因みに、もう一人、これは今日ではありませんが、以前別の角度から直してみたものがありますので、掲載します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/2c/eb289d70f1cc40a93cd1b1d5ead91f69.jpg)
このアリアスのデッサンは、一か月くらい前から始めていますが、どうにも捕まえられない様子なので、
私が描き方を示してやりました。始める前と後を撮影しましたので、比べてみてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/05/ce1029c326f41b73b0f8cfd9110442a9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f2/c4fc44b81da84d0ea94143e9a3f87216.jpg)
本人が描いたものをある程度尊重して描いていますが、基本は、下を画面の中に入れること、上はぎりぎりか場合によっては画面からはみ出しても良いという感じで描くことを勧めました。
美大受験生のデッサンでも、割とこれはルールにしてもいいようです。例外はありますが。
下を入れると安定します。上を切るとのびのびします。そのルールです。
反対だと、下が安定しません。上は押し付けられた感じがします。
この場合は、下が左が遠いので、やや左上がりになります。
下から首のつけ根(鎖骨が始まる辺り)までが、ほぼ全体の4分の1になっているので、それを基準にしたらよいと話しました。
これは、見る角度によってもちがいますから、今回はこの位置からたまたまそう見えただけです。
また、左右ですが、一番左は角のようになっている部分です。また、一番右は肩の部分です。
その二つの点を重要に考えて全体の入れ方を考えました。
後は、卵型の頭と円柱の首という考え方ですが、このアリアスは髪の毛で首が見えにくくなっています。
しかも円柱が下へ行くほど広がるように感じるので、円錐の首と言った方が良いでしょうか。
それから、左右に同じような物がありますが、その高さ比べをしていきます。
右の肩と左の肩がどちらが高いか?(画面の中でどちらが上に見えるか)
肩と肩は首の後ろを通過して、どのように繋がっているか?
髪の毛の垂れ下がった下の部分は左右どちらが高いか?
鼻と肩の高さ比べ、耳と目の高さ比べ、
二つの角の位置比べ、近い方を強く描いて、遠い方をぼかしておく。
後ろの髪の毛は、箱を掴むような気持ちで面で捉える。
そのようなことを説明しながら、描いてみせました。
いかがでしょうか。
そして、それを後で、DVDで見られるように、撮影もしてもらいました。
このように、手直しした場合は、時々撮影をして、多くの人に見ていただけるようにDVDを作っています。
どうやって描くのかが手に取るようにわかります。
なかなか描いて直す場面は見られませんから、貴重なビデオだと思います。
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因みに、もう一人、これは今日ではありませんが、以前別の角度から直してみたものがありますので、掲載します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/2c/eb289d70f1cc40a93cd1b1d5ead91f69.jpg)