sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

丹精込めて・・・

2007年12月29日 | 三宅島

今日は全国的に気温が高くなりましたねー
ここ三宅島は、昨夜から雨ですが、南風の影響でとても生暖かい空気感が漂っています。
20℃近くまで気温が上がっているので、トレーナー1枚ですごせるくらいでしょうか

今年も残すところあと3日となりましたね。早っ 
掃除に洗濯、買出しなどなど何かとバタバタしますね

 

先日、お友達から「今日さつま餅を作るみたいだから取材いってみたら?」と
言われたので行ってまいりました

こちらが、少し前にご紹介したさつまいもをミンサーで潰したものを乾燥させたものです。

一度乾燥させたサツマイモを再度水で戻します。

それを蒸し器にいれて蒸します。

蒸しあがったサツマイモはまた黄色い輝きを取り戻しました

一升のもち米に蒸かしたさつまいもを入れて餅つき機でこねます。

次に砂糖を投入しますが、各家庭で分量がちがうそうです。
Iさんのところでは1升のもち米に対して180gの砂糖をいれるそうです。
そして、それと同時にお塩も少々投入し相乗効果で甘みを出します。

こねあがったさつま餅を均等に取り分けます。

それをパンを丸めるようにしながら丸くて細長く形を作っていきます。

最後は通称「なまこ」と呼ばれるようになまこのような形になって完成

Iさんにさつま餅の作り方を次の世代へと残していくためにも・・・と取材のお願いを
したところ、快く引き受けてくださいました。

「島の伝統を若い世代へと残していくのも大切なことだもんね、私も写るの??
過程をたくさん撮っていいブログ作ってね」と言ってくださり、「こねてみる?」と1人で
作っていたIさんのお手伝いをして帰ってきました。

特に、丸い形からなまこの形にする時、Iさん曰く「裏を見ると素人か経験者がすぐに分かる。
素人が形作るとシワが寄ってしまうが、ほら私のはシワになってないでしょ?!」と。

同じように伸ばしていたつもりでも、裏面を見てみると・・・
はい、シワになってましたIさんのを見てちょっと感動!!

今日の目標は帰るまでにシワを作らないようになまこの形にすること!!といってお手伝い
したんですが、何とか納得のいくような出来になりました

この「さつま餅」も地方によって作り方が違うらしく、鹿児島の方では「芋餅」と呼び、
蒸かしたサツマイモは三宅のように乾燥させずにそのまま餅に混ぜたり、干し芋を
使うなどなかなか奥が深いものがありました。

まさか作らせてもらえると思っていなかったので、とっても貴重な体験ができました

いつか自分で作るかし??? 


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コメント (8)
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