めぞん・ど・とぷ

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死闘、値上げの冬!!

2008年01月24日 | くらし
値上げの秋』というタイトルで、モノ皆上がる状況を嘆いてから早4ヶ月。

一昨日のテレビ『ガイアの夜明け』のタイトルがこれでした。

酪農家から、饅頭屋、うどんメーカーに、中小スーパーと、苦境に陥る面々…
それもそのはず、飼料、原材料、運送費、包装資材、ありとあらゆるものが
値上げ、値上げ、値上げ……

一方で、消費者の自衛策は、特売を求めてのチラシとにらめっこ。
99円セールでマルちゃんの三食やきそば260食完売も、店は赤字とか。
価格にシビアな消費者と、資本の論理で押し捲る大手スーパーの価格攻勢との
はざまで苦悩する中小スーパーの店長の姿には哀愁が漂います。

でも、その中で番組の最後に観た江東区の小さなスーパーの健闘には
心温まるものがありました。

近くには大手スーパーのジャスコがあるのですが、おなじみ客はそこでは買い物しません。なぜなら、そのお店では買った物を無料で宅配してくれるからです。
店主と息子さん親子で、お客さんから預かった品物を届けます。
感心したのは、家のカギを預かって留守宅の指定した場所に届けること。
お客さんから心底、信頼されていなければできないことです。

「無理な特売はしません。客も店もお互いがガマンできる値段で販売します。その分、心のこもったサービスで生き残る。」というのが店主の信条。

なあるほどね

こんなお店が近くにあったらいいな、利用するのにな。

価格競争の果てに疲れきり、ギスギスした売り場にならないよう、
ご近所のお店で働く皆さんには、心にとめておいて欲しい言葉です。

とぷ