睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

ヤブ蚊

2009-07-24 07:18:07 | 身近にいる生き物
何年か前のお盆の日木立にかこまれた菩提寺で先祖供養の法要が始まっていた。ぶ~んという羽音もやかましく目の前にヤブ蚊がとんできた。隣に座る叔母は、さかんに頭を左右に降ってヤブ蚊を追い払っている。中気で寝込んだ電気屋のお爺さんみたいだ・・・ぐふふふ。横目で見ながら、おかしくて、おかしくて声を殺して笑った。ぶ~~ん・・・私のとこに飛んできた。目で追いかける。さんざぶんぶん飛び回り、ピタリと私の左腕に止ま . . . 本文を読む

チョーさんと指紋

2009-07-24 05:59:02 | 時事・世相・昭和~令和
そういえば何年か前、うちの会社は連続して泥棒に入られたことがある。その日の朝、駐車場から道路に出ると、遠目に赤い警告灯を廻したパトカーが会社の前に停まっている。「なんだ?」、ばらばら駈けて会社につくと上司と二人の警官が破られた窓の下に立ち、なにやら実況検分をしいていた。右隣のスタンドの兄ちゃんやら左隣の生コン屋のおっさんたちも集まっている。まずっ、遅れをとった。泥棒はシャッターの横にある小さな高窓 . . . 本文を読む

携帯電話

2009-07-24 04:10:22 | 時事・世相・昭和~令和
日本に自動車電話が登場したのは30年ほど前だと思う。それからすぐに個人向け携帯が発売になったが、「これのどこが携帯よ」と文句のひとつも云いたくなるほどショルダーホンは重くてかさばるしクソ高い。1980年代に入ってから携帯電話の原型ともいえるモデルが登場し安月給の私も半月分をはたいて手に入れた。家庭電話の受話器ぐらいの大きさで10分も話せば電池切れの使えない代物だったけど、片手で持てる携帯電話が嬉し . . . 本文を読む