連休初日けだるくゆるみなかば壊れかけている。軒打つ雨とネオンが薄い暗闇は新月過ぎの欠けた月に比例するすくうこともすくわれることもないコムのウミばくはつをわすれた哀しみいとおしい狂気がうなだれている。めがねの感触がのこる目のまわりに手をやりなんどもはずそうとするそこにめがねはないのに。眠れない夜にまた明日。五木の子守唄煙突と夕方5時の東西の空・ヒヨちゃんと&デデッポ・いかにも散文④明日の曇りのち晴れ . . . 本文を読む
早朝4時前から雨が降っている。夏を越すために余計な葉を間引きしたシクラメン、降りそそぐ大粒の雨を葉っぱのくぼみに受けて芽吹いた小さい葉を守っている。大きなイモの葉を持って山の坂道を駆けた通学路、あの頃のわが家には大きな蝙蝠傘しかなかったのだ。マスクの在庫は豊富でも使う機会があまりない。使いもしないのに買い集めたのは理由がある。最初に買った中華製のマスクはチープ過ぎて効果が心配だったのですぐに三層式 . . . 本文を読む