睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

日産自動車の屋台骨ゴーン氏の失態

2018-11-21 12:00:01 | 時事・世相・昭和~令和


日本の旗艦企業のひとつでもある日産自動車の窮状...というより、

転覆寸前だった企業を鮮やかにV字回復させてくれたゴーン氏が
今は犯罪人としてマスコミの寵児になっている。

身内が日産自動車にいるから云う訳じゃないが、
氏には年俸100憶でも200億でもいいじゃないかと思っている。
塩漬け覚悟の持ち株がV字回復するにつれて優良株に変遷し、
配当金以外にも恩恵を受けた。

日産と日産の傘下にくだった三菱自動車・フランスルノー社、
この三社の要として莫大な報酬を受けることに不服はないが、
ゴーン氏よ、報酬金額をごまかすのは失態だ。

リスクヘッジに長けたゴーン氏の経営の才をもっても、
わが身の損得勘定はできないお粗末ばかり目立つが、
はたして本当にそうなのか。

日産を救った功労者として生涯安泰でいられる保証があったのか、
なぜこの時期なのか、報酬のからくりをチクった裏にあるものは?
いろいろと謎が多い。

ゴーン氏を追い出すための算段はできていると信じたい。
闇雲なクーデターは日産自動車に留まらず関連会社や2次、
3次まで広く波及するリスクがある。
ゴーン氏に代わる賢人が日産にいることを切に祈る。

ゴーン氏を失った日産自動車の舵取りと将来を危惧する
投資家が早めに売り抜け策を取れば株価が下落するのは
当然のことだが、今はまだ様子見の段階かな...。
いまは何かと残念のひと言。




最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
参考までに (睡蓮)
2018-11-21 14:56:37
不器用なヒトたちが支えてきた美しい日本
https://blog.goo.ne.jp/suiren2009/e/a7bd448ccf228a451481ad1d4bafcb9c

どこかに日産のことを書いた記事があったと探したのが上記の記事。(1999年11月2日)
このころ日産自動車に勤めている娘に年収で追い越され悔しまぎれに書いた気がする。
娘はゴーンさんのおかげで年収が大幅にUPしたと喜んでいたが、こんな日がくるとは
思いもよらぬことだろう。人騒がせな人だゴーン氏は。
返信する
折り込み済み (睡蓮)
2018-11-21 14:26:52
日産首脳陣はルノーとゴーン氏との軋轢を見極めた上で踏み切ったと推測する。
ならばゴーン氏逮捕にまで至らないと収束(問答無用の解職)しないことを前提に、
将来を見据えて膿を出したことになる。

そこには壮大な絵を描きかつ実力のある識者(指揮者&賢者)が噛んでいるはずで、
今は闇のなかの真実だが、早晩つまびらかになる日が来ると楽しみに待つ(笑)

株価の下落はリスクは当然折り込み済みだと思う。
ぼくも1998年前後の株価乱高下を経験しているから、今のところの下落は
あまり気にしていない。それに塩漬け覚悟だしね。
返信する
非常手段!? (mobile)
2018-11-21 12:18:15
普通なら『根回しを充分にしておいて、取締役会で解職決議を・・・』って手順だけど『株価下落』というリスクを負ってでも『逮捕』という手段を選んだということは、残った役員たちも非常手段に頼るより他なかった、ということだろう。
ルノーの下支えをするのは嫌だと思ったのか、巨額な報酬を払うメリットがなくなったと感じたか・・・。
返信する

コメントを投稿