老いと美意識

画像はアクリルのワインクーラーに移したメダカのタマゴ。
いまはまだどこにあるのか分からないタマゴだけど、
数日後には命が輝いてくる。

ついさっき、照明のリモコンを壊した。
足で踏みつぶした、
ぐしゃっと音がした。

いつもなら足のつま先に触れるだけでよけることができる。
幸いなことに同じリモコンが3つあるからさして支障はないが、
なぜ今朝は踏みつぶすまでいったのだろうか。

リモコンが3つあるのは、このマンションの照明のほとんどが
天井埋め込み式のダウンライトになっていて、
リビングの2つと洋間の1つだけ照明が付いていなかった。

自分で好みの照明をつけてくださいってことらしい。
ひとまずニトリで一番安い照明を3個買ってきて付けた。
シャンデリアやアンティークなど、いまんとこ興味ない。

値段相応のチープなリモコンは簡単にオシャカになった。
足が上がらない。
つい先日は床に置いたカメラを蹴とばした。

いくら夢中になっても今までにはなかったこと。
10㎝まで大丈夫が、実際は5㎝だった。
意識と現実のズレがまだ経験則として生きてない。

なんでも半分と捉えればいいのかもしれない。
なんかくやしいけど。
いまから教書を調べて筋トレとかナンだし、
小難しいゴタクを書くのは野暮というもんだし。

曇り空に飛ぶ飛行機は美しくない、
銀鱗輝やかず灰色の雲に同化する。

子供と遊ぶ母の笑顔の美しさ、
子供を叩きののしる母の醜さ、
聖母マリアか鬼子母神。

生きる美醜が紙一重なら、
老いの中にも美意識を持ちたいとおもった。
美しく老いる･･･なんてのは、
女性週刊誌のタイトルみたいで笑っちゃう。

今日のミッションは風呂掃除と窓ふき。
窓が多いペントハウスだからぴかぴかに磨くよ、
これが今日の美意識なり。