睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

今年もちょっとふわふわ・寛一お宮の熱海復興と「金色夜叉」

2020-08-23 08:10:41 | 唄は世につれ風まかせ


昨夜19時前のJR大井町駅
マスク率90%以上の賢い人たちが歩く街
真夏に弱いウイルス説が吹っ飛んでいる。


去年の昨日は眠かったらしい
今年の昨夜は雷鳴ゴロゴロ、雷光ピカピカ
ざーっと降った雨、
都会は乾いた土の匂いがしなくて味気ない。


睡魔と妄想がケンカする
まぶたが落ちてくるほど眠いのに
枕にアタマをつけると妄想がわいてくる
たいていは動物虐待のシーンが多い
枕の中で哀れな動物が哭いている
そんな気がして
ガバっと起き上がる。

記憶のどこかに愛した生き物の
大きなトラウマがあるんだろう
助けてやれなかった思いとか。


熱海の大昔は新婚旅行のメッカ→団体慰安旅行の定番、
それが今は若者が闊歩する街になったらしい。
衰退・荒廃・閑古鳥の熱海が今に復活したとはにわかに
信じがたいが、せっかくの良い兆しがコロナ禍で衰退に
戻らないよう願うのみ。

昔の熱海は団体旅行が定番のエロくて面白い温泉町の
イメージが強かった。
同僚たちとさんざめく歓楽街を宿の浴衣で歩いていると
すぐに客引きに袖をつかまれた。モギリの婆さん(笑)

ストリップ小屋は熱気むんむんの大盤振る舞いで
規制なんてあってないようなもの、
若かりしぼくはここで初めて花電車を知ったのだ。
目の保養より、目の毒が強かった( ;∀;)

熱海シンボル「寛一お宮」の像と云ってもすぐには
通じない今どきの若者に受けているらしい。
「金色夜叉 」をキンイロヨルマタと読まれては、
あの世の紅葉さんが青い葉っぱになっちまう。

レトロ・リゾート・歴史・別荘地・保養地・・・
いつも思うけど、ぼくが歩きたいと思うところは
たいていが坂の上の街にある、横浜、鎌倉しかり。





ちょっとふわふわ
(画像はフリー素材) 高熱がでると眠くてしょうがない昼も夜もうつらうつら寝ていた熟睡とも浅眠とも違うふわふわな眠りはきもちいい。なのに、うーん ううーうーと唸るらしい苦......








作詞・作曲:後藤紫雲・宮島郁芳

熱海の海岸散歩する
貫一お宮の二人連れ
共に歩むも今日限り
共に語るも今日限り

僕が学校おわるまで
何故に宮さん待たなんだ
夫に不足が出来たのか
さもなきゃお金が欲しいのか

夫に不足はないけれど
あなたを洋行さすがため
父母の教えに従いて
富山一家に嫁(かしず)かん

如何(いか)に宮さん貫一は
これでも一個の男子なり
理想の妻を金に替え
洋行するよな僕じゃない

宮さん必ず来年の
今月今夜のこの月は
僕の涙でくもらせて
見せるよ男子の意気地から

ダイヤモンドに目がくれて
乗ってはならぬ玉の輿
人は身持ちが第一よ
お金はこの世のまわりもの

恋に破れし貫一は
すがるお宮をつきはなし
無念の涙はらはらと
残る渚に月淋し




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