睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

slowな朝にsilverとみかんの想い

2021-12-07 11:25:00 | 散文うたかたの記


今朝の青い空は小さい

目覚まし時計は足元に転がっていた
胎内時計に起こされたのは7時18分
リビングは静まりかえっている、
いつものことだが今日もひとり。

なんでもないふつうの風景と
いつもの光景を見ている
じっと見ている
探してはいけない、探すとみつからない。


ごま塩頭の鳥がアンテナに休む
ぽつぽつ降る雨に翼は濡れない
ぼくにおくれよ、おまえの翼




金やプラチナの
アクセサリーがひかっている
銀は身につけて
もまれてひかる

左薬指のシルバーリングは
つけてから40年がたつ
リーマン営業仕事のとき
祝儀、不祝儀
一度も外したことはない。

カラダに刻んだ認識票
自衛隊ドッグタグと同じ役目に
ならないことを祈るだけ
ざわつくこころを諫めて
なにも起こらないことを祈る。


朝にみかんを2つ食べた
昨日より甘くはないが
ぼくにはちょうどいい

みんな甘いみかんを欲しがるから
庶民のおやつが高騰する
天井知らずよりも
自然のままに

やんちゃ盛りに滋賀県で補導され
迎えに来た母と叔父
新幹線の中で食べた冷凍みかんが
マイみかんルーツ。



重い空を見上げ
今日も元気に
Have a nice day!




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