睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

水底にラピスと水泡がつくるサカナ・岡林康信の「手紙」、「チューリップのアップリケ」

2020-02-24 11:44:53 | ひびつれづれ



大関ミニカップのビンの底
水泡が魚の眼のように見える
ワンコもいる幻想。


チューリップの葉が7㎝まで育ってきた。
切り戻しですかすかの鉢に2本の緑がすっくと立つ。


チューリップといえば、
♫咲いた~咲いた~より
♫チューリップのアップリケのほうが先に浮かんでくる。

放送禁止になった岡林の「チューリップのアップリケ」
貧乏はわるいことなのか・・・

暗く寒い部屋で膝をかかえて哭くことが、
空になった米びつの前で母子が途方に暮れることが、
そんなにわるいことなのか。
貧しさをあからさまに唄うことができない時代だった。

ぼくらの仲間は公案の目を怖れ、
暗喩・比喩が横行する反戦フォークを唄っていた。
遠い昔のことだけど。

放送禁止になった岡林の初期の2曲、
いまでも「手紙」をきくと切なく哀しい。

あの頃の同和問題は純粋だった、
今はひねくれてねじ曲がっている、
政治家が利権にしがみつくのと同じだ。


「手紙」 岡林信康



「チューリップのアップリケ」  


2年前の記事から抜粋、
最近見た韓流ドラマ「花郎(ファラン)」で印象に残ったのが、
毒蛇を殺そうした王女を剣で止めた主人公ソヌが放った言葉
「毒を持って生まれたのが罪なのか」胸きゅんww
誰も好き好んで毒を持つわけじゃないし、
毒と薬は紙一重。




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同年代のような? (ピョンピョン)
2020-02-24 13:22:06
いつも拝見してます。1日に2回もupされて、こまめですね。
同年代のような気がして、親近感を持って拝見してます。
私も岡林信康の「手紙」「チューリップのアップリケ」好きです!とても切なくなります。
奥様を『ツレ』と呼ばれるところに、深い愛情を感じます。
めったにコメントは書かないのですが、今日は書いてしまいました。
返信する
たぶん同年代です (睡蓮)
2020-02-24 13:40:28
Welcome.
めったにコメントを書かないのはぼくと同じですね。

出始めのころの岡林は好きじゃなかったんです('Д')
どこか生々しくて距離を置く感じだったのに、
中津川フォークJや高田渡のライブで岡林を知ってから
隠れたるファンになりました。

いま聞くとしみじみ切ないですね、
とくに初期の作品は涙腺がゆるむくらいに。

一生の伴侶は人生の連れあいですから(笑)
またお越しください。
返信する

コメントを投稿