2010/08/15 4:53
今日の朝焼け
1985年8月12日18時56分、
日本航空123便ボーイング747が御巣鷹の尾根に墜落した。
あれからもう25年が経つ。
凄惨な事故現場に派遣された関係者の尽力は報道や事故後に
発刊された書籍で知ることになり、そこには想像を超えた修羅の
現場があった。突然、理不尽に命を奪われた犠牲者への冥福は
もとより、その場に立ち会った皆さんの其の後をおもんぱかる。
死臭ふんぷんに電車に乗り顰蹙を浴びた法医学の先生や帰宅した
ご主人の衣類を黙って洗濯する奥様、タクシーに乗るだけで日航
墜落の関係者と分かるその有様・・・実に多くの方たちの献身的な
奉仕と使命感によって遺体の収容と身元の確認が成された。
本当に頭が下がる思いだ。
その頃のフライデーやフォーカスは全面フルカラーで激しく損傷
された遺体をそのままに載せていた。肉の塊に化した複数の遺体、
腕を天に仰ぐ上半身だけの遺体、木の枝からぶら下がる手首、
姿を保ったまま黒焦げに炭化した遺体...。
真実はいやがうえにも胸を打つ。
無残な写真を見つめたあとの、
克明なルポルタージュを読み終えたあとの、
胸の動悸と、理性を越えた涙を、今も忘れられない。
事故に遭われた犠牲者と
現場に居合わせたすべての方々の魂が鎮まらんことを。 。
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