睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

つれづれのメダカたち

2011-05-25 06:27:37 | 屋外メダカの春

2011/05/25 am5:40 やっと陽がさしてきたベランダで


タライに入れてある大・中・小3個の火山岩のうち、小1個を残して大中2個は
緑の発砲スチロール箱に移した。
火山岩の周りには緑のコケがびっしりついていて、メダカはそのコケに卵をつける。

タライから火山岩を取り出し、もわもわのコケから採卵してもとに戻す。
戻すときに気がついた。
火山岩を置こうとした大磯砂の中に卵らしきかたまりがある!

まさかと思いながら取り出したら孵化寸前の卵の塊だった。
黄金色の卵とぐるぐる回る目玉が、ありかを教えてくれたのだ。
(鮭じゃあるまいし、砂利に産卵するなよw)

タライの内壁にこびりついたコケを取りたくてうずうずするが我慢、
これをブラシでごしごしやると気持ちいいだろな...でも我慢。
メダカが壁のコケに顔を突っ込みながら、そのままつつーーっと
下までおりてくる。何回も繰り返す。それを見てるから我慢。

去年の秋に生まれた琥珀メダカ♀が初めての産卵をした。 
タライに入れて2週間、ほかのメダカが毎日産卵するなか
この琥珀メダカだけは卵をつけなかった。
もしかして♂なのか?...いや、透明で小さめの卵を4個つけた。

メダカが繁殖しない原因の多くはストレスだという。
♂♀の相性以前の問題で、過密飼育など飼育環境が好ましくないと
メダカの本能が繁殖をストップさせる。

去年本宅に持ち込まれた飼育放棄のメダカたちは、痩せこけ、色も褪せ、
ほんの少しの人影にもおびえていた。
時間をかけて水合わせのあと睡蓮鉢に放したが、水草のかげやレンガの
隠れ家にとじこもったまましばらく出てこなかった。

それから2ヶ月、
♂♀の特徴さえおぼろだった魚体に張りが出てつややかに、
♂はスレンダーな魚体に精悍さが増し、♀はふっくらと腹が丸みをおびてきた。
睡蓮鉢に近寄るとわれさきに浮上してくる。
ただ生きていただけのメダカが本来の姿を取り戻した。

人が住んでない本宅でメダカに毎日エサをあげるのは不可能だから、
大きな睡蓮鉢に10匹たらずのメダカを飼う。
隠れ家と水草と日光とエマージェンシー用のエアは確保するから、
あとはおまえたち・・・天然エサで食料をまかない、天敵から自分の身を守れ。

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2日ぶりに晴れた。
朝陽を浴びて生き返った。




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