睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

散文:ながれるまま月の本

2019-09-30 07:55:47 | 散文うたかたの記
 
 
 
眠りにつく前の布団のなかで
すーはーすーはーする
したからってどうなるもんじゃないけど
呼気のながさを数えたり
 
あの人すごいなあ
名前忘れたけどロングなんとかの人
ロングトーンじゃ音だし
ロングブレスか
 
これまで自分の呼吸など気にしたことはなかった
これは当たり前のことで気にする必要がなかった
カラダのどのパーツよりも、無頓着でよかった。
 
風呂あがり
すっぽんぽんのままベランダにでて
ガーデンチェアに腰かけ背伸びして
生きてるっていいな
 
ビールはなくてもいい
この空間と夜空があれば満足さ
ちいさいなあと笑ってまう。
 
「月の本」をもってきた
グラビヤが多いまるごと一冊月の本
[満月の夜に]とか[月と狂気]のページがある
活字が小さいから読まないけど
想像してみる
狼男に朔太郎
リュカーオーン
は定番だね
だけども
作者の隠れた意図は146-189頁にある
ぼくはそうおもった。
 
"バイブル本"は山の家にある
まだ必要ない
全身全霊で読む本なんて疲れちまう
 
今日は
ニタニタする本
アハハの本にしよ。
 
 
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿