水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2017年11月7日(火)発行/北海道漁協系統通信6284号

2017-11-07 17:04:39 | 系統通信

平成29年秋の叙勲
香深漁協の和泉優代表理事組合長が旭日双光章の栄誉

台風18号によるホタテ養殖業被害対策
噴火湾渡島の4町・6漁協が道に復旧、強靱化支援を要望
高橋知事が「国に財政支援要請、交付金活用を検討」の意向

網走管内秋サケ漁獲状況(10月31日現在)
662万尾・70%、258億円・126%

日本海北区ハタハタ漁業者実践会議
前年同様の資源管理計画決め、資源増大対策の要望も

道南太平洋スケソウ刺し網漁業の漁獲状況
10月20日現在で6千㌧、前年同期比2倍超へ

道東沖のイワシ豊漁のうちに終漁(10月末)
25年ぶり巻き網が10万㌧を超え、沿岸も健闘

11月12日(日)秋のサロマ湖まつり 北見で開催


北海道秋サケ漁獲速報(10月31日現在) 天井相場続き519億円・111%と大台突破

2017-11-07 16:53:13 | ニュース

 北海道の秋サケ沿岸漁獲は、10月の中期群を主体とした来遊ピークを過ぎ、完全に終盤の様相を呈してきた。ここに来て不作だった5年魚、4年魚に代わり3年魚の健闘がめだつ形だが、総体数量としては不漁だった昨年(最終2,348万尾)の3分の2程度1,500万尾台にとどまりそうだ。一方、魚価の高止まりで漁獲金額は500億円を突破、前年1割以上も上回っている。

 道連合海区漁業調整委員会の速報によると、10月31日現在の全道の秋サケ沿岸漁獲は1,456万尾で、前年同期の66.4%と735万尾少ない。逆に金額は519億円で前年同期の110.9%と51億円多い。

 系統群別にみると、日本海を除く4系統群がすべて前年同期を大きく下回り、えりも以東が69万尾で31%、根室が200万尾で44%と大きく落ち込んでいる。オホーツクが829万尾で72%、えりも以西が170万尾で78%と7割台を維持。日本海は187万尾で130%と好調だった。

 地区別では、えりも以西の道南(30万尾・130%)、日本海の南部(44万尾・165%)、中部(69万尾・151%)、北部(74万尾・103%)以外は、全地区で前年同期を下回っている。