水産北海道ブログ

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令和6年2月分の道外国貿易概況 ホタテの米国、ASEAN向けの輸出増加

2024-04-01 00:26:50 | ニュース
 函館税関が発表した令和6年2月分の北海道外国貿易概況(速報)によると、
魚介類・同調整品(水産物)の輸出は39億9,400万円で前年同期比97.8%、米国が増加し、中国向けが減少した。このうち、ホタテを中心とした甲殻類・軟体動物は2,999㌧・27億7,900万円と数量、金額ともに3割増。米国向けが10億1,000万円で同2.6倍、ASEANも6億5,800万円で同8.1倍と中国以外の地域への供給が進んだ。
 一方、輸入は52億2,000万円で107.0%で2ヵ月ぶりのプラス。地域ではチリ(サケ)が増加し、ペルー(イカ)が減少した。主な増加品目のサケ・マスは9億3,300万円で、チリ (5億1,100万円)などから増加した。

道が「ブルーカーボンに関する推進方向」を策定

2024-04-01 00:15:01 | ニュース


 道は3月28日、ゼロカーボン北海道の有力な分野として注目されるブルーカーボンについて、漁業者や市町村など幅広い関係者の連携の下、取り組みを推進していくため、道の役割や吸収量の評価、地域における活動の促進などを整理した「ブルーカーボンに関する推進方向」を策定し、発表した。
 推進方向の目指す方向は、ブルーカーボン生態系など多様な役割を持つ藻場の保全・創造を推進し「水産業の振興」と「ゼロカーボン北海道への貢献」との両立を図る。構成は、ブルーカーボンへの期待、北海道の状況、ブルーカーボンに関する取り組みと道の役割から成る。
※ なお、目標値については現時点では検討中としており、国の温室効果ガスインベントリに計上される藻場の吸収量の考え方などを踏まえ、今後設定する。