・平成26年 北海道漁業生産状況(速報)
ホタテ・ナマコの好調が牽引 平成11年以来の漁獲金額に
サケ・スケソウ・イカが大幅減 数量は過去最低の見込み
道は平成26年の北海道漁業生産状況(速報値)を発表し、昨年の本道の漁業生産は、数量が対前年比5%減の約118万トン、金額は同3%増の2983億円だったことを明らかにした。
数量は平成15年をピークに漸減傾向が続いており、26年はサケやスケソウなどの漁獲低迷の影響により過去最低となる見込み。金額は逆に上昇傾向にあり、26年はホタテ・ナマコなどの産地価格が好調を維持したことなどから、11年(3010億円)以来の好実績となりそうだ。
・26補正・27当初予算のポイント
人口減少対策・地方創生を前面に掲げた予算編成
緊急経済対策(補正)と大型当初予算で一次産業の競争力アップを
水産予算は補正と合わせ2,375億円、前年度比2割増
資源管理の推進、漁業経営安定対策に重点
師走選挙によって予算編成の時期がズレ込み、政府は新年に入り、緊急経済対策を実施するための26年度補正予算案、27年度当初予算案を相次いで閣議決定し、1月26日召集の通常国会に提出した。
27年度予算は96兆3千億円規模と過去最大。逆に26年度補正は3兆1千億円規模と景気対策としてはやや小ぶり。予算のテーマは、一次産業の競争力アップに重点を置いた地方経済の活性化で、アベノミクス効果の浸透、消費増税に対する景気浮揚、人口減少問題対策などをめざす。公共事業は防災・減災対策が中心で、一般公共は抑え気味の編成となっている。
水産予算は、26補正と27当初を合わせ2375億円。前年度当初と比べ2割増。しかし、25補正+26当初(2495億円)に比べ5%減となった。水産基盤整備など公共事業も実質1割削減されている。
非公共の目玉は、「資源管理の推進」で27当初と26補正を合わせ50億円を投じて「もうかる漁業」などを推進する。この中には、スケソウのTAC削減で窮状が予想される日本海の漁業者への経営支援も含まれ、内容が注目される。省エネ機器等導入推進事業40億円が補正で盛り込まれた。

・進むアサリの採苗・養殖技術 第2回北海道あさり勉強会
本州先進地の天然採苗、養殖技術の事例を報告
道内は浜中町、根室湾、函館湾、北斗市の取り組み紹介
全国的に減産しているアサリの天然採苗と養殖技術をテーマにした報告会が1月15日午前10時から札幌市かでる2・7で開催され、約100人が出席して本州、北海道の取り組み事例が発表され、活発に議論を交わした。この催しは「第2回あさり勉強会」で、全国豊かな海づくり推進協会と道総研が共催した。
・平成26年度北海道磯焼け対策連絡会議
各方面で磯焼け対策研究が進行中 課題多くも着実に前進
「更なる知見の積み重ねが必要」 会議継続へ専門委員が呼びかけ
平成26年度の北海道磯焼け対策連絡会議が1月16日午後1時30分から札幌第二水産ビル8階大会議室で開催され、道内外で磯焼け対策に取り組む試験研究者や行政関係者、水産土木関係者ら220名が参加し、「持続可能な藻場の再生」をテーマに意見を交わした。これまでの取り組みに対し着実に成果が出ている部分があると評価された一方、残された課題も多く、専門委員からは「情報共有と議論の場の存在は重要」と同会議の継続を求める声が複数あげられた。

・道漁業士称号授与式 全道青年・女性漁業者交流大会
枝幸漁協なまこ部会、広尾漁協エゾバイツブ篭漁部会、紋別漁協女性部が全国大会に
新漁業士(指導6名、青年4名)に知事から称号授与
平成26年度北海道漁業士称号授与式と第60回全道青年・女性漁業者交流大会が1月15日午前9時30分から、札幌市の第2水産ビル8階大会議場で開催され、約250名が出席する中、新たに10名の青年・指導漁業士が認定を受けた。交流大会では9グループが活動報告を行い、資源管理資源増殖部門で「ナマコ資源を後世にー世界一のブランド「枝幸産北海キンコ」を守るためにー」を発表した枝幸漁業協同組合なまこ部会、「育て!エゾバイツブーエゾバイ増殖にかけた漁師ー」を発表した広尾漁業協同組合エゾバイツブ篭漁業部会。流通・消費拡大部門で「未来へつなぐ、オホーツクの恵みー料理って面白いー」を発表した紋別漁業協同組合女性部の3グループを2月末に東京で開催される全国大会に推薦した。
ホタテ・ナマコの好調が牽引 平成11年以来の漁獲金額に
サケ・スケソウ・イカが大幅減 数量は過去最低の見込み
道は平成26年の北海道漁業生産状況(速報値)を発表し、昨年の本道の漁業生産は、数量が対前年比5%減の約118万トン、金額は同3%増の2983億円だったことを明らかにした。
数量は平成15年をピークに漸減傾向が続いており、26年はサケやスケソウなどの漁獲低迷の影響により過去最低となる見込み。金額は逆に上昇傾向にあり、26年はホタテ・ナマコなどの産地価格が好調を維持したことなどから、11年(3010億円)以来の好実績となりそうだ。
・26補正・27当初予算のポイント
人口減少対策・地方創生を前面に掲げた予算編成
緊急経済対策(補正)と大型当初予算で一次産業の競争力アップを
水産予算は補正と合わせ2,375億円、前年度比2割増
資源管理の推進、漁業経営安定対策に重点
師走選挙によって予算編成の時期がズレ込み、政府は新年に入り、緊急経済対策を実施するための26年度補正予算案、27年度当初予算案を相次いで閣議決定し、1月26日召集の通常国会に提出した。
27年度予算は96兆3千億円規模と過去最大。逆に26年度補正は3兆1千億円規模と景気対策としてはやや小ぶり。予算のテーマは、一次産業の競争力アップに重点を置いた地方経済の活性化で、アベノミクス効果の浸透、消費増税に対する景気浮揚、人口減少問題対策などをめざす。公共事業は防災・減災対策が中心で、一般公共は抑え気味の編成となっている。
水産予算は、26補正と27当初を合わせ2375億円。前年度当初と比べ2割増。しかし、25補正+26当初(2495億円)に比べ5%減となった。水産基盤整備など公共事業も実質1割削減されている。
非公共の目玉は、「資源管理の推進」で27当初と26補正を合わせ50億円を投じて「もうかる漁業」などを推進する。この中には、スケソウのTAC削減で窮状が予想される日本海の漁業者への経営支援も含まれ、内容が注目される。省エネ機器等導入推進事業40億円が補正で盛り込まれた。

・進むアサリの採苗・養殖技術 第2回北海道あさり勉強会
本州先進地の天然採苗、養殖技術の事例を報告
道内は浜中町、根室湾、函館湾、北斗市の取り組み紹介
全国的に減産しているアサリの天然採苗と養殖技術をテーマにした報告会が1月15日午前10時から札幌市かでる2・7で開催され、約100人が出席して本州、北海道の取り組み事例が発表され、活発に議論を交わした。この催しは「第2回あさり勉強会」で、全国豊かな海づくり推進協会と道総研が共催した。
・平成26年度北海道磯焼け対策連絡会議
各方面で磯焼け対策研究が進行中 課題多くも着実に前進
「更なる知見の積み重ねが必要」 会議継続へ専門委員が呼びかけ
平成26年度の北海道磯焼け対策連絡会議が1月16日午後1時30分から札幌第二水産ビル8階大会議室で開催され、道内外で磯焼け対策に取り組む試験研究者や行政関係者、水産土木関係者ら220名が参加し、「持続可能な藻場の再生」をテーマに意見を交わした。これまでの取り組みに対し着実に成果が出ている部分があると評価された一方、残された課題も多く、専門委員からは「情報共有と議論の場の存在は重要」と同会議の継続を求める声が複数あげられた。

・道漁業士称号授与式 全道青年・女性漁業者交流大会
枝幸漁協なまこ部会、広尾漁協エゾバイツブ篭漁部会、紋別漁協女性部が全国大会に
新漁業士(指導6名、青年4名)に知事から称号授与
平成26年度北海道漁業士称号授与式と第60回全道青年・女性漁業者交流大会が1月15日午前9時30分から、札幌市の第2水産ビル8階大会議場で開催され、約250名が出席する中、新たに10名の青年・指導漁業士が認定を受けた。交流大会では9グループが活動報告を行い、資源管理資源増殖部門で「ナマコ資源を後世にー世界一のブランド「枝幸産北海キンコ」を守るためにー」を発表した枝幸漁業協同組合なまこ部会、「育て!エゾバイツブーエゾバイ増殖にかけた漁師ー」を発表した広尾漁業協同組合エゾバイツブ篭漁業部会。流通・消費拡大部門で「未来へつなぐ、オホーツクの恵みー料理って面白いー」を発表した紋別漁業協同組合女性部の3グループを2月末に東京で開催される全国大会に推薦した。
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