オホーツクのホタテの美味しさを普及促進しているオホーツク干貝柱料理推進協議会(千代敏彦会長)は、新型コロナウイルスの患者受入で日々奮闘する医療現場にエールを込めてホタテや地元の食材を使ったお弁当を無償提供した。
同協議会は2009年発足し10周年を迎えた。大玉のホタテを乗せた「オホーツク干貝柱塩ラーメン」などホタテ貝柱をメインに料理メニューを考案し提供している。このほど「日赤北見赤十字病院」の医療スタッフへのお弁当差し入れを企画し、JAきたみらいなど食材を提供する団体に協力を呼びかけ、常呂漁協(高桑康文代表理事組合長)では玉冷を無償提供した。2月18日から8日分のお弁当約600食を届け、たいへんに喜ばれた。3月9日には常呂漁協にお礼の挨拶と大成功に終わった今回の事業を報告した。
常呂漁協の高桑組合長は「この協議会ができ10年を経過したが、今回のような医療従事者への感謝気持ちを込めたお弁当を提供できたことは意義深い」と述べた。
この事業は(公財)北海道漁村振興協会(川崎一好理事長)の公募事業に採択され、第2次募集で唯一の補助対象となった。事務局の大石橋恒二事務局長は「魚食普及による地域振興の取り組みとして時宜に合ったものと判断した。令和2年度の公募事業は新型コロナの影響で計画を大きく下回ったが、今年度はコロナ禍が明け、植樹活動や魚食普及など公益目的にあった多くの申請を期待している」と広く活用を呼びかけている。詳しくは道漁村振興協会のホームページへ(https://yutakanahama.jp/)。