今日もたのしく

出会いは楽しみ 楽しみは大切に

お気に入りの写真です。

2020年08月15日 | ひとり言
その昔、一眼レフでパチリを楽しんでいたころ。
この日も、相方を仕事に送り出してから、フラリ京都へ。

京都北山のお洒落な一角を歩いてみたかった。
期待したほどではなかったが、気になったお店のショーウインドウ。
2月の冷たい頃だったと記憶している。
雨上がりの日だった。
暫く眺めたが、パチリする勇気がなく通り過ぎようとした。
ところが「あれ?撮らないの、撮ってくれないの・・・?」という声が聞こえて来た。
道路の反対側から、300ミリのレンズで歩道の縁に乗ってパチリ。
5枚ほど撮ったような記憶。

恥ずかしくて、急いでその場から走り去り地下鉄の駅にもぐりこんだ。
でも、感激と言うか興奮していつまでもドキドキ。
現像が出来上がってくるのが楽しみで、待ちきれなかったくらいだったのを記憶している。
まだ、カメラ撮影という楽しさに出会って3年目くらいだった。
どうしてもフォトコンに出したくて、応募してみた。
3枚の組み写真で、主婦にしては出品料や引き延ばしの料金が気になったが、これを最後にしようという思いがあった。

結果は勿論、大きな賞もいただけ、雑誌日本カメラにも掲載していただけた。
最高の思い出ではあるが、最高の負担となった写真でもある。
年配の方はご存じであろうが、雑誌「プレーボーイ」にも掲載された「ヘルムット・ニュートン」の写真がお店の窓に飾られていたのだが、コピーにならないように邪魔者を生かしてパチリ。
邪魔者を生かすパチリ。
これが、baabaは大好きなんです。
この時は「ヘルムット・ニュートン」すら知らなかった。
表彰式で関係者から教えていただいて、始めて知ったくらいだ。

何も知らず、ただただ楽しかった頃。
恐ろしい!
感性もエネルギーも溢れていた、若いころのお話し。
と言っても、人生半世紀過ぎた頃でしたから、すでにbaaba。


さぁ今日は送りです。
夕方からお寺へおしょろいさんをお願いに行きます。
どうにか、ご先祖様を供養できた、夏の日。
思い出もそろそろ整理整頓。


撮影地 京都市 北山