皆様おはようございます。
予想では近づいているはずの台風。 まだ、影響は少ない様です。ただ不気味です。
西へとルートを取ると言われている台風。
本当に予想ルートへ向かうのでしょうか。
今回は関東での雨量が多く予想されていて、警戒したいです。
さて、今回は6月のイベントで提供したレシピ、一つづつここで紹介していこうと思います。
一つ目は「おおたの冷汁」。
モデルは埼玉県比企郡川島町の郷土料理「すったて」です。
元はすり鉢で材料をすっていき、だし汁でのばしたつけ汁で当地自慢の小麦のうどんなどをいただきます。
これは夏野菜をふんだんに取り入れる事、すり鉢で材料を汁と絡みやすくする点が調理として面白い事、地元農家さんで今も夏中食べられているという情報を得たことなどから、東京向けに簡単に作れるアレンジをしました。
初めはすり鉢でいろいろな味噌を使い試していましたが、一度液体味噌を使って作ったところ、風味は劣るけれどもとても早く作れるものになり、その方向で仕上げました。
すってないのですったては名乗らず、おおたの冷汁です。 大田区はかつて海苔の養殖が盛んで、その問屋はまだ多く残ります。 そんな問屋さんののり製品を使い、少しですが地元色を出しました。
さて、作り方です。
「大田の冷汁」一人分
材料:液体味噌 大さじ2杯 水 100cc すりごま大さじ3杯 もみ海苔 適量
きゅうり 2分の1本 玉ねぎ4分の1個 大葉 3枚 氷 3個くらい
うどんまたは蕎麦 一人分
作り方:①うどんなど麺をあらかじめゆでて水で冷やし、ざるで水を切っておく
②きゅうりは袋に入れてたたき、袋から出して1cm位の幅に切る。
③大葉は縦半分に切ってから2mm幅位に刻み、玉ねぎはすりおろす。
④つけ汁用の丼にみそ、すりごま、もみ海苔、野菜の全量、水を入れて氷を浮かべる。
⑤別の皿に盛っためんを付けていただく。
他にもオクラやトマトなど夏野菜は良く合います。 上の写真の時には、枝豆を入れていただきました。
色々とご自身でアレンジして、良い組み合わせを探してみるとよいかもしれません。
海苔は今回のイベントはあおさの多めのものを使いましたが、アサクサのりの方が私は青シソとの香りの相性が良く感じます。
ゴマは効率重視ですりゴマ製品を使ったため香りが物足りなく、多めの分量になっています。
今考えると、100均のゴマすり器などを使って炒りごまをすれば、もっと少ない分量で十分香りが出るかもしれません。
味噌も同じくやや多めです。 色々な方に合う様に、つけ汁としては物足りないかと思い濃いめにしました。 薄味でいただきたいという方は半分でも良いです。
また、うどんの代わりにご飯でもおいしいです。
現地調査で食べたうどん屋さんで締めのもう一杯で追加して食べたところ、その美味しさに納得でした。
たまには炭水化物をたくさん摂っても良いですよね。
栄養たっぷりの夏野菜をふんだんに入れ、さっと作って食べられるこの料理、そんな風に暑さで胃腸がつかれていても食が進むと言います。
西日本の冷汁のように魚は入りませんが、その反面早く作れて、これもまた素朴でおいしいものですよ。
畑をやっていると豊富に取れる素材を使い、塩分補給にもなるであろう埼玉の農家さんの知恵。 是非一度、本家のすったて共々味わってみてください。
それでは皆様、良い1日を。
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