皆さまおはよう御座います。
仕事の方は、このところ落ち着きを取り戻し、無難に進んでいます。
そこで、心を整える為の一休みとして、岐阜県の関市に行く事にしました。
関には、料理包丁をちょくちょく買いに来ていたことがありました。
そういった刃物の買い物はしたのですが、街をゆっくり散策したりする事はありませんでした。
そんなわけで、今回は観光で刃物についての学びを中心に行ってみようと思いました。
朝の新幹線線で名古屋まで行って、そこからどうしよう。
名古屋からレンタルカーか、岐阜駅から路線バスか、高山本線からの長良川鉄道か、色々考えたのですが、犬山でdocomoのシステムのシェアサイクルが見つかったので、そこから運動がてら自転車で行ってみる事にしました。
ちなみは犬山にはかつて、りそな銀行の支店があり、当時メインバンクにしていた埼玉りそな銀行のカードでお金が引き出せる為、重宝していた土地です。
ちなみは犬山にはかつて、りそな銀行の支店があり、当時メインバンクにしていた埼玉りそな銀行のカードでお金が引き出せる為、重宝していた土地です。
その頃はコンビニATMはまだ、ありませんでした。
そんな犬山でその当時面食らったのが犬山橋。
現在は写真の通り、左が鉄道専用の犬山橋。右が自動車と歩行者などのツインブリッジです。
これが元々は、電車も自動車なども、左の犬山橋を通行していました。
初めてここに鵜沼方面から来た時、この踏み切りがなっているのが見えました。
その時は名鉄のパノラマスーパー(特急)が来ていました。
すると、あれれ、電車が自分の運転する車の進行方向に向かっていくではありませんか。
今の現地でいうと、このような構図です。
昔は自動車道が犬山橋に向かっていき、そこに踏み切りは無く、しかしながら電車と自動車はみな仲良くぶつからずに進んでいくのでした。
「幼い時見たとっきゅう図鑑に出ていたあれか」と後で気づきましたが、頭が一瞬パニックになりましたし、橋の上での大きな電車との並走は怖かったですね。
さて、関への往路は日本ライン(長良川)と並走しながらかつての国道21号(現在は県道)で坂祝を経て、そこから関方面に北上してむかいました。1時間ちょっとで関市街には着くことができました。
関に着いたらまずはご飯にしました。
昔来た時は、関ではチェーン店での食事しかとりませんでした。
前もってネットで下調べすると、美味しいうなぎのお店がいくつかあるようで、食べてみる事にしました。
こちらはみよし亭さん。
綺麗なお店で、カウンター席もあったので、1人でも気にせず入れました。
うなぎは関東のように蒸してからの焼きでは無く、直火焼きのみのうなぎのようです。
香ばしく、至福の味でありました。
漬物も東海地方の甘く香りの良い物が付いていて、それもまた旅気分にさせてくれました。
このブログでも愛知の漬物を習った回があり、あのとき作ったものとよく似た味でした。
食後はトライアルというお店で仕事道具を買った後、観光開始。
まずはせきてらす。
この施設の中にある刃物会館では、市内メーカーのあらゆる刃物が置かれていて、現在の関市の得意とする刃物一通りがイメージできます。
私は関で買った物は鋼の和包丁がほとんどですが、関の刃物の特徴としてはステンレスの刃物、特にベティナイフが特に強みの製品となっているようです。
華やかな柄の入った物、黒光りする綺麗な刃の物など、カッコ良いなあ、良く切れるのかなぁ、と目移りしながら眺めてまわりました。
気に入ったら買うこともできるのでここはとてもおすすめです。
昔はネットも無いので、勘で金物屋を見つけて、車止めて覗きに行って、なんてしていましたから、なんとも良い施設ができた物だと思います。
ちなみに自分のベティナイフは蒲田で買ったミソノ(関のメーカー)のベティナイフがあるので、欲しかったけれど買いませんでした。
今回はグレープフルーツナイフという、変わり種を買いました。
大きめの柑橘って食べにくいですからね。
次は関鍛治伝承館。せきてらすのほぼ隣にあります。
ここはかつて関で栄えた日本刀造りの資料館でした。
刀鍛冶の刀を打つ様子を再現したものや、刀の原料の状態から仕上がるまでの工程など、詳しく展示されていました。
月に一回ほど刀を打つ実演もあるようで、いつかそういう物も見てみたいと思いました。
もちろん日本刀の展示もあり、研ぎ澄まされた日本刀の美しさと、こうした刀で真剣勝負をしていた武士というものは、今の人には無いような強い心構えを持っていたのだろうな、とても敵わないだろうと考えながら見てまわりました。
この日は小学生の団体も来ていました。
アニメの鬼滅の刃の影響もあって、興味を持って観ていたのでは無いでしょうか。
僕もそうでした。
ひょっとこのお面がついつい頭に浮かんできてしまいました。
次はこれまた近くにあるフェザーミュージアム。
せきてらすから道路を渡った向かいです。
フェザーの爪切りは祖母も良く切れると言って使っていましたし、私も関の金物屋でおまけでくれたものを使っています。
フェザーの爪切りは祖母も良く切れると言って使っていましたし、私も関の金物屋でおまけでくれたものを使っています。
髭剃りも最近は高価な物が多いので、ネットでフェザーのエフシステムを買って使っています。
そのような自社の理美容製品や、メスなどをはじめとした医療製品を中心に展示がされていました。
切ることをさまざまな切り口で説明した展示、人類の最初の刃物である石器からの刃物の歴史の展示など、興味深い博物館でした。
刃物の施設を観て回った後は、移動中に見かけた乾物屋さんに逆戻り。
鰹節を買いました。
注文をうけてから削ることにしているそうで、荒ふしの削りたてをその場で削っていただきました。
削っている最中には、昔の関などの話をしました。
今日の散策で、街の雰囲気が少し違うように感じていたのですが、お店も減って変わってしまった事は、やはりあるみたいでした。
昔包丁を買った金物屋さんも話好きだったのですが、関で商いをしている人は話好きなのかな。
最後に、東京から来ていると知っても、また来てくださいねといってくれました。
そういえば、金物屋さんもそんな感じで、最後にあめちゃんをくれたな。
そう言われると、また本当に来てしまいそう、
実際金物屋さんも何回か来ていたし。
また来て下さいって、商売で大事な事ですね。
さて、かつては渋滞がちだった記憶の小屋名の交差点。
今も時間によっては混むのでしょうか?
名鉄の赤くて小さな電車も脇を走っていた記憶もありますが、今見ても当時の景色の面影はありませんし、思い出せません。
あれは現実だったのかなあと思います。
歳をとりましたね。
復路は登り勾配が少なそうな各務原経由で犬山へ戻りました。
こちらの方が少し距離があったようで、時間が若干多くかかりました。
ルートの終盤、各務原から鵜沼までの道沿いにはたくさんの人参畑を目にしました。
大きい産地のようです。
東京では各務原の人参は、あまり出回っていない気がします。
千葉産がかなり強いからかな。
もし、東京で見つけたら食べてみたいですね。
オイ、大変ダ!
名古屋ニオ腹ガスイタ人ガイル!
急ゲ!急ゲ!
あら、カラスの伝令から、まさかのデリバリー隊の招集です。
名古屋へ電車で戻り、シェアサイクルを借り直し、フードデリバリーをしてみる事にしました。
犬山で借りたシェアサイクルの1日パスの効力が、同じエリアの為にこちらでも有効でした。
今回は、中村区周辺で数件の配達をする事ができました。
知らない土地で不思議な気分もありましたが、いつもの通り配達する事ができました。
そして、乾物屋さんの時と逆に、今度は自分が「またお願いします」ってお願いしてきました。
私は遠くに住んでいるけれど、地元の配達員さんは運んでくれますし、本当にまた、来る機会があるかもしれませんものね。
そんな配達の途中、ちょくちょく暗がりに浮かび上がったこの顔。
自販機の側面にありました。
誰なんだと思っていたら、コーヒー缶のデザインだったので買ってみました。
キングコーヒー、80円。
この顔、クセになりそう。
こんなふうに旅先で気になったもの、目につくお店など、ふらっと立ち寄って確認してみるのが好きでした。
そうして見つけた発見が楽しみでした。
現代はネット情報で有効に時間を使って楽しめるようになりましたが、偶然のそうした発見もやっぱり楽しいし、大事にしていきたいと思いました。
今回は、「そうだ、疲れが溜まってきたし、久しぶりに関に行ってみよう」と思いつきだったのですが、なかなか良い旅になりました。
それでは皆さま、良い一日を。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます