にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

博多ラーメンの思い出

2019-07-11 19:00:00 | ラーメン探索
 
以前の日記で学生時代のことを少し書いたが
福岡県福岡市で過ごした。
自分の人生の中で一番楽しく充実した日々だった。
また、福岡という土地が食べ物は美味しく
お祭り好きで博多弁が粋に響いた。
 
「いま何しよっと?」
「そげんいわんでもよか」
「そうたい、それくさ」
自分の故郷(愛知県)より35年過ごした東京より
断然住みたい街ランク1位である。
 
昭和50年代の福岡では博多ラーメンというより
長浜ラーメンや中洲の屋台ラーメン
久留米系の大砲ラーメンをよく食べた。
その当時、ラーメンはホント庶民の食べ物で
1番よく食べた『元祖長浜屋』は一杯200円くらい
替玉が30円か50円くらいで二玉はおかわりしてた。
 
東京で流行りのトンコツラーメンより
本場長浜ラーメンの方がさらりとして
スープだってドロドロしていなかった。
紅しょうががテーブルの巨大タッパに
てんこ盛りに置いてあって
私は粒ゴマとともにどっさり入れて
スープがピンク色になるほどだった。
 
東京のトンコツラーメンは出汁の取り方が
たぶんしつこくて臭みは抜いてあるが
脂っこくて妙に濃すぎると思う。
さらりと少し豚骨の臭みある元祖長浜屋
のスープが懐かしく恋しい。
平成のどこかで閉店したと風の便りで聞いたが
令和の今はどうなってるのだろうか。
 
 
ここは江東区木場の『博多まる金』
葛飾区金町店、渋谷店には何度か来訪した。
今日も私の次のお客が『バリカタ』でと
注文してた。
 
福岡でラーメン食べてからのずーっと
疑問に思うことがある。
特に博多エリアのトンコツラーメンでは
どうしてみんなバリカタやハリガネの
麺を注文するのだろう?
 
 
普通でも十分硬めだよ。
カタなんて頼んだらホントに硬い。
バリカタのバリなんて頼もうなら
もうバリバリで口の中でゴワゴワするよ。
福岡時代に何度かチャレンジしたけど
あんなゴワゴワする麺は美味しくない。
麺の香りや味わいなんてない感じ
するのだけれど。
10人中9人以上がカタ以上を頼んでいる。
 
 
東京のラーメン屋ではこの頃セットメニューで
こういうミニ丼を付けたりしてる。
これはこれで美味しいのだけれど
博多っ子のラーメン通からいわせると
ラーメン食いに来とうのに
そげんもんいらんやろと。
 
そんないわんでよかろうもん。
俺は俺の美味しい食い方があるばいって。
どうしてみんなそげん見栄はるかなぁ。
そんな風にずっと思ってるが
地元の友人はやわいのは気持ち悪いばいと
口を揃えていう。
 
 
東京エリアでさらっとしてコクのあるトンコツ
ラーメンあったら教えてください。
年に数えるほどだが無性に食べたくなるときがある。