にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

内田樹(たつる)の自叙伝から

2019-10-09 16:23:00 | 日常

 この10年くらい前から気になって読んでいる「内田樹」が最近、自叙伝らしきものを彼にしては珍しく出版していた。

内田樹は、現代フランス思想の大家で日本の社会、文化、教育、政治等様々なジャンルで真っ当な本も書いている。

その彼が、まさか自分の波乱万丈な人生を赤裸々に語るとは驚きであった。この本の裏表紙にこんなふうに端的にある。







 別に彼の本を宣伝するわけではなく、彼の言葉にいたく同意した部分があったので紹介したいと思った。さすがに一流の物書きの方だから表現が上手いと感心させられる。

「どちらに行っても同じ目的地に」
(P204〜205)
 わが半生をこうやって振り返ると、途中でいくつか分かれ道はあったことがわかります。でも、僕の場合の人生の分岐点でどちらを選んでも、結局は、同じようなところにたどり着いたような気がします。
違う大学に入っても、博士課程に進まなくても、違う仕事に就いても、どの道を進んでも、今の自分の暮らしぶりはあまり変わっていないんじゃないかな。
先に書いたとおり、もし40歳になるまでに専任が決まらなかったら、仏文学者の道は諦めて、アーバントランスレーションに戻って出版事業をやろうと思っていました。実際にそれはかなり可能性の高い選択肢でした。
でも、大学を辞めても、相変わらず合気道は続けていたでしょうし、レヴィナスを訳したり、ものを書いたりすることもやめなかったでしょう。
(中略)
そして、40歳ごろにやはり離婚したとしても、同じように自由が丘のあたりに住んでいて、書斎の本棚には同じような本が並んでいて、同じような映画を見て、同じような音楽を聴いて、同じような友人たちと遊んでいたのではないかと思います。
(中略)
「人生の岐路で、右左どちらに行くかで悩む」というのはあまり意味がないよ、ということをお話ししましたけれど、それは右に行っても左に行っても、人間が同じである以上、行き着く場所はそれほど変わらないということです。
結局、蟹が甲羅に合わせて穴を掘るように、僕たちが選ぶ人生も自分の器に合ったものにしかならない。
(後略)











 まったく同感で、自分の人生も若い頃は岐路に悩んだものだが、今から思うとどう選択しても同じような結果になっただろうなと思う。

でも若い時はそんな風には思えなくて、いろいろと悩むこと、努力することは大事なこと。どう選んでも結果は同じということではない。

自分の器を創る、磨くという人間の力が何より大切だということでしょう。人生のどのステージでも生きている限り続く。







らーめん『潤』@江東区亀戸

2019-10-08 16:13:00 | ラーメン探索

 4年前、職場がこの辺りにあった頃、この店がオープンして5年くらいだろうか、よく通った。











 昔のメニューはシンプルで基本の醤油ラーメンしかなかった。そこに玉子か岩のりかなどのトッピングをつけるか、麺量を中盛りか、大盛りかの選択。あと脂の量を鬼油から油なしまで5段階で選択してオーダーしていた。











 いつもオーダーしてた中華そば中盛り玉子入り小油で。新潟は燕三条発祥のらーめんで、生タマネギのミジン切りと岩のりが特徴的。麺は固めのモチモチで食べ応えある。

スープは、濃口醤油と煮干し中心の魚介系出汁がよく出ている。個人的には醤油をもっと薄口で食べられるともっと魚介の香りが引き立つラーメンになると思う。








 小油でもまだ油っこい。でも久しぶりにパンチ力のある魚介系醤油ラーメンを美味しくいただけた。

10席あるかないかの席数で、3人の方が鬼油で注文していた。ラーメンどんぶりの表面が全て白い脂で雪のように覆い尽くしていた。

そんなに脂質を摂取して気持ち悪くならないのだろうか。見てるだけで気持ちが悪くなった。人それぞれ美味しいと思う味覚は色々とある。




愉快なにゃんこたち(8)

2019-10-07 14:56:00 | 愉快なにゃんこ達

 急に秋めいて涼しくなって来た。
早朝のなな散歩では一瞬迷ったがいつものTシャツ、短パンで。朝の風が心地よい。

お休みの日、家でゴロゴロしてると必ず寄ってくるのは、チマとチロとゴンだ。
お腹が空いて何かを要求してるのではなく戯れたい、撫でてほしいとすり寄ってくる。















 チマとゴンは1番の食いしん坊だからお腹に肉がついて少したるんでいる。
やはりこの三頭は別格のかわいさで、寝るときも布団に潜り込んでくる。

にゃんこも性格がそれぞれあって、人との相性みたいなものもある。







 七頭いれば7通りの性格や相性があって、それぞれのにゃんこ達の性格に合わせて触れ合う。抱っこを嫌がるくろすけやマリを抱っこすることはない。

嫌がることはしないように心がけている。にゃんこ同士の揉め事にも知らん顔をする。自分たちでなるようになっていく。

食事の時だけはみんな揃って食べる直前は賑やかに興奮している。いつも面白い光景だ、















 1番若いレオっちはこの頃よく寄って来て遊んでもらいたいのかな。まだ1歳5ヶ月だから意識して相手してあげなくては。

これからの季節、にゃんこ達は身体を寄せ合って寝ている。冬は苦手な季節なのかな。







 くろすけだけは気配ですぐ起きて心配そうにこちらを見ている。大丈夫だよって赤ちゃんの頃から声かけてるのだが生まれつきの性格だから仕方ない。

親子5頭はよく一緒に身体寄せ合って寝てる。偶然ではなく小さい頃から身体寄せ合っていたからだろう。マリとレオっちだけはいつも単独で寝てる。




なな散歩(14)

2019-10-06 12:19:00 | 黒ラブなな

   なな散歩にお休みはない。仕事ある日の朝は40分程度だが、こちらがお休みであれば1時間付き合う。

朝の6時過ぎだというのに日曜日の江戸川河川敷にはウォーキングやランニング、サイクリングの人々がたくさんいる。

今日の朝は少し肌寒くて小雨が降ったり止んだり。もう30度超えの真夏日はなくなるかな。お腹空いてるのに朝からななは元気いっぱいだ。











   この2ヶ月でまた一段と身体が大きく重くなった。今の体重がどれくらいあるのか、抱っこできれば一緒に体重計乗れるのだが、大型犬の体重測定はみなさんどうしてるのだろうか。

自転車ですれ違うおばさんが「おはようございます」とななに手を振ってくれる。ななは、途端に尻尾振って追いかけようとする。

朝は特に、いろんな人から声かけられたり、これから1日が始まり元気が自然と出てくるみたいだ。











   これから少年たちが野球、サッカーとこの河川敷に集まってくる。スポーツをするにもこれからいい季節だ。



麺屋『中川會』@墨田区錦糸町

2019-10-04 16:38:00 | ラーメン探索

   火曜日の昼、時間に余裕できたので錦糸町へ。ムタヒロの塩煮干か鶏ラーメン食べようかと行ってみたら火曜定休日。

さあ、どこにしようかと思案。満鶏軒、麺魚は行列で混んでるし、牡蠣ラーメンの佐市も行列だろう。久しぶりの一途か中川會ということで中川會へ。

中川會のつけ麺はもういいかな、貝だしと鶏でとったノーマル中華そばの予定が、つけ麺以外は本日限定で牛すじラーメンしか選択肢がなかった。仕方ないか。
















   少し嫌な予感が当たってしまった。この手の特殊なラーメンって、やはり難しい。スープは牛骨でとってるとあったが、量も少ないし塩味でなんだか味気ない。牛すじも煮込みすぎてフニャフニャで味がはっきりしない。

決っしてまずくはないが特別美味しいラーメンでもない。こういうことはたまにある。これなら、少し時間かけて亀戸か新小岩に行きたいラーメン屋は沢山あったのにと後の祭りである。











   10月だというのに30度超えの真夏日ですか、明日も台風の影響で32度とある。
早く涼しくなってほしい。汗ばむ季節はもういいかな。

先日、TVで人気麺類全国ベスト20なるものを観た。麺類をそば、うどん、ラーメン、その他の4つの部門に分類して、全てのランキングを紹介。どうやって何に基づいてのランキングなのか不明であったが、ぼんやりと見ていた。

最終的に、一位北海道味噌ラーメン
二位讃岐うどん
三位博多ラーメン
となっていた。
順位なんてどうでもいいのだが、北海道味噌ラーメンで「すみれ」や「純連」の味噌ラーメンがその代表格として紹介されていた。

私はかなり前だが、新横浜のラーメン博物館で、この2つのラーメンを食べたが、とても脂っこくて美味しいと思えなかった経験がある。あぶらの層が表面を覆っていて熱々なのだが味噌の香りある風味やコクを感じられなかった。

味噌ラーメンというのは、塩ラーメン以上に美味しく作るのが大変なラーメンだと思う。未だに心の底から美味しいと思う味噌ラーメンに出会っていない。東京で食べられる味噌ラーメンでおススメの美味しい情報ありましたら教えてください。