すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

新潟県知事選、自民党なりふり構わぬ組織選挙

2018年06月04日 | 日々思うこと

知事選告示から12日目、毎日あれもこれもと書き込みたいことがいっぱいですが、悲しいかなその半分にも至っていません。池田ちかこ候補を応援する「市民の思いをつなぎ、もっと女性が輝くにいがたを創る会」の法定ビラ2号が刷り上り、県内各地新聞折り込みやポスティングで各家庭へ届けられます。

池田ちかこ候補は、どんな家庭に生まれても教育を受ける権利を保障する新潟県で始まった「新潟県版給付型奨学金」を発展させ、子どもたちの学習・学ぶ権利を守っていきたいと“子育て応援日本一”を訴えています。

花角候補の経歴が話題になっており、何と2010年8月に大阪航空局次長に就任し、2011年8年から2012年9月まで大阪航空局長であったことが森ゆうこ参院議員らの指摘で知りました。大阪航空局といえば、森友学園建設で市価より8億円も値引きして国有地を払い下げたのは近畿財務局ですが、値引きの根拠となるゴミの量と処理単価を算出したのは大阪航空局であることを見落としてはなりません。

そんなことで花角候補はイメージダウンを恐れてか都合の悪い経歴はひたすら隠すというやり方です。ネトウヨはこの件について関係ないと吠えまくっていますが、大阪府の2012年私立小学校の設置基準が「森友のため」ならと緩和され、2012年1月以前から森友学園は小学校設置に向けて動いており、その時の大阪航空局長が花角候補でした。

その後、大臣官房審議官から2013年4月から2015年7月には新潟県副知事に就任、2015年9月には海上保安庁次長という東大出のバリバリの自民党高級官僚であることはいうまでもありません。

アベ内閣の不人気ということで花角陣営は自民党色を隠し、「県民党」を名乗る県内財界らが表に出ての選挙戦でしたが、ここへ来て自民党も必死で泉田衆院議員や自民党県議団もなりふり構わぬ組織選挙を県内隅々まで展開です。

「野党系候補が知事になると、公共事業予算が減る」と根拠のない“脅し”と、ジャーナリストの横田一さんがきめ細かな取材を続けています。期日前投票が異常なほど増えている背景に組織ぐるみの“土建屋選挙”が見えるようで、記事トップの写真は24日告示日夜の糸魚川市での演説会で、手前で気勢を上げているのが米田糸魚川市長です。ttps://hbol.jp/167290