今日の沖縄は73回目の慰霊の日を迎え、梅雨明けの強い日差しの中での県主催の糸満市摩文仁の平和祈念公園での沖縄全戦没者追悼式典をお昼のNHKで視聴です。
今年は特に平和の詩『生きる』を朗読した沖縄県浦添市立中学校3年の相良倫子さんの「平和とは、あたり前に生きること。その命を精一杯輝かせて生きること」の力強い素晴らしいスピーチに感動です。そして平和への思いと未来の平和を自分たちが築いていく覚悟を、原稿を見ることなく7分ほどの堂々としたその言葉が心に響きました。
その直ぐ後は政府を代表してのアベ総理大臣の空々しい言葉が2分ほど続きます。「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と強調しながら、辺野古移設については今年も触れません。
さらにアベさんは沖縄の美しい自然にふれ、「昨年、沖縄を訪れた観光客の数はハワイを上回りました。今や、沖縄は、かつての琉球の大交易時代に謳われたように、・・・・・世界の架け橋の地位を占めつつあります。・・・・・この流れをさらに加速させるため私が先頭に立って、沖縄の振興を前に進めてまいります」と、何だか慰霊の日に違和感のある政府代表としての言葉です。
写真は平和祈念公園「平和の礎」の中央の“平和の火”で、昼夜を問わず灯され続けています。2000年6月の「慰霊の日」に訪れ、その後一度も訪れることのない沖縄ですが、忘れることのない暑い熱い沖縄でした。
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そして一年前のブログです。沖縄戦から72年の基地と原発立地県