すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

ちひろ生誕100年と総額1兆円を超える戦闘機購入

2018年12月13日 | 日々思うこと

今日は朝から抜けるような青空に恵まれ、午後2時の糸魚川アメダスの気温は9.3の小春日和です。市内の友人らへ“みかん売り”で一段落をして、夕方近くに市街の高台の住宅地に住む友人Mさんを訪れました。

彼女とは50年来のお付き合いですが、お互い“寄りかからず”に忙しく生きてきたこともあって家に入ってお茶をいただくのは初めてです。リビングの壁の「いわさきちひろカレンダー」が目に留まり、広い空間をワンルームにして南面と東西の3面は掃きだし窓で抜群の眺望に驚きです。

久しぶりの会話は高齢者運転や健康、市議会のことなどであっという間に時間が過ぎて西の空に夕陽が沈んでいきます。急いで黒姫山を窓ガラス越しに撮ると、茜色の空と沈む夏とは違う太陽の位置に驚く彼女です。いつも目に入るであろうはずの“灯台元暗し”とはこのことなりと、再会を楽しみに別れました。

今年はいわさきちひろ生誕100年になり、全国各地で前進座の『ちひろー私、絵と結婚するのー』が公演中です。今日、長岡市での公演に出かけたという上越のWさんは、「前進座の皆さんの熱演に胸がいっぱいになりました」と早速フェースブックに書き込んでいました。

さらにWさんは、「11月に安曇野ちひろ美術館に数年ぶりに行って来た。可愛いらしい子どもの絵を描き続けた ちひろ。単なる可愛いではなく美しいものが大好きだった ちひろは美しいものを壊す戦争は絶対に許せなかった。ちひろにとっての一番美しいものは子どもなんだ。」と・・・。

夜、毎日新聞ニュースメールから、「政府は航空自衛隊の主力戦闘機F15の非近代化機の後継に決めた米国製ステルス戦闘機F35を105機購入する方針を固めた。うち42機は新たに導入する短距離離陸・垂直着陸型F35Bとする。F35は既に購入を決めている42機と合わせて計147機体制となる。F35は1機あたりAは100億円、Bはさらに高額な150億円とされており、計105機の購入で総額1兆2600億円以上となる見込みだ。」と伝わってきました。

F35戦闘機105機購入のうち42機は「空母」向けという日本政府に身震いで、何よりも平和を願い続けたいわさきちひろの思いを今しっかり次へとバトンタッチせねばと痛感する一日の終わりです。