すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

海外での原発計画、日本政府の限界と“糸魚川こども食堂”

2018年12月18日 | 地震・原発

今日は朝から木枯らしが吹いているものの、日中の最高気温が10度を超えているのでそれほど寒さを感じない一日です。

共同通信16日付け『日立、英原発計画を凍結へ安倍政権輸出案件、全て暗礁に』の記事をキャッチです。日立製作所は英国での原発新設計画を凍結する方向で調整しているそうで、3兆円規模に膨らんだ事業への出資企業を確保するのが困難で、巨額の損失が出た場合に単独では補えないための決断です。

17日付け朝日新聞DIJITALも同じく『日立の英国での原発計画「もう限界」』と、「日本が官民一体で進める原発輸出では、実現の可能性が残る唯一の計画になっていたが、暗礁に乗り上げた形だ。」と・・・。

三菱重工業もトルコでの原発新設を断念する方向で、安倍政権が成長戦略の目玉に掲げた原発輸出の案件は全て暗礁に乗り上げることになり、日本政府にも早く、原発を推進することが「もう限界」だと認めるべき段階でしょうか。何よりも使用済み核燃料を“負の遺産”として次世代へバトンタッチする原発が、とてもクリーンエネルギーと思えるはずがありません。

限界といえば、ビーチホールまがたまでの毎月1回の“糸魚川こども食堂”で、先日届けたみかん箱も参加者に行き届いたとの嬉しいお便りで、12月15日は子ども84人大人65人の大盛況です。子どもは無料で大人200円で運営されており、いつも大人の数に驚いていますがこれも糸魚川の地域性でしょうか。

“糸魚川こども食堂”は市からの援助は会場使用料のみ無料で、多くのボランティアで成り立っています。いつも200円持参で参加している議員さん、もう限界であることをキャッチして他の地域でも広めるように「一般質問」などで働きかけてくださると嬉しいのですが、そんな熱い思いが伝わることのない昨今です。