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小金井公園の八重桜(東京都小金井市)
こんにちは。
今日も皆さん、ありがとうございます。
主に挫折感や喪失感が強い時。
傷やショックが大きいほど、「自分のしてきたことは無意味で、無駄だったのではないか」と思ってしまうものです。
あるいは、「もうあんなに幸せな経験はできないし、その経験も消えてしまうのではないか」という考える人もいるでしょう。
だからこそ、過ぎたことに執着したり、痛みや悲しみがなかなか癒えないということも、
善悪はさておき、人として自然な思考の一つということが出来るのではないでしょうか。
ただ、いつまで経っても変わらないことがあります。
それは、「過去」です。
当たり前すぎますよね。
「過去は変えられない」と、嫌なほど言い古されている通りのことを、
わざわざ言っているだけです。
しかし、「過去は変わらないからこそ、意味があるのではないか!?」と、私は思うんですね。
誰かと一緒に過ごした時間や経験、
あるいはまた、自分が積み上げてきた努力、
これらは決して消えるものではないのです。
目の前から姿を消してしまうと全てがなくなったように思っていますが、
それで幸せだったのなら、いつまでもその経験は色褪せず、輝き続けるわけです。
少し自分に酔うことを勧めるような話ではあります。
しかし、誰しも多少は、自分に酔っている部分の一つや二つ、持っているもの。
特にこういう問題は「、自分に酔ってはいけません」などという理屈があっても、
結局は感情の問題だけに、かえって邪魔になりかねないんです。
少しくらい過去に酔うようなことがあっても、
自分でわかってやっているのならそれでよいのです。
知らない間に感傷に浸るとか、人前でも自分に酔っているような態度でいるとか、
他人に迷惑をかけなければそれでよいのです。
さて。
「過去は変えられない」と書きました。
現在も、明日や明後日から見れば「過去」になるわけです。
ということは、たった今、この瞬間も「過去」を作っている最中だと言うことができますよね。
だからこそ、もう過去を悲しいものにしないためにも、
自分のペースで、瞬間、瞬間を精一杯紡いでいくのです。
過去は変えられないからこそ、いつまでもその幸せは消えない。
過去は変えられないからこそ、たくさんのヒントがある。
だからこそ、いつか「過去」になってしまう今現在に、
それらを活かすことができるんです。
後ろを向ける人こそ、前を向ける人です。
形だけでもいい、過去に感謝することで、
必ず一筋の光が差し込みます。
「過去」というのは、偉大な力を持っているものなのです。