猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

4年生、実習ご苦労様でした

2012-07-27 22:59:19 | 教育
4年生のみなさんは、今週で臨床実習が終了になります。本学の臨床実習は、2ヵ月が3回あります。多くの学校より多分、2ヵ月間ほど多いことになります。

その分、多くのことを学べたと思います。先日も、大学附属診療所の実習生の症例報告をしてもらいました。みんな、自らの言葉で自信をもって頑張ってくれました。

嬉しかったですね。本当にご苦労様、先生も嬉しかったですね。

さて、夏休みはなく、国家試験の勉強、就職活動と頑張ってもらいますよ。

これからのみなさんに更なる期待をしています。では・・




20歳代 忘れられない患者様

2012-07-27 22:53:20 | 理学療法
私が20歳代のころ、ある国公立病院の病院長の理学療法を担当させていただきました。

その先生は、視床出血のため高度の感覚障害があり、手術直後は歩行が難しいだけなく、麻痺側手も感覚障害のため全く日常生活では使用することができませんでした。

私の強烈な理学療法にも頑張っていただき、少しづつよくなられました。杖をもって不安定ながら歩くことができたときに、私に「今の私の一番のお願いは・・・来年の春までに立って両手を使えるようになりたい」です。実はその先生の病院には附属看護学校があり、「卒業式に自分で卒業証書を学生に渡してあげたい」とのことでした。

結果は、きちんと回復することができ、「卒業式がうまくいけた」と喜んでいただいたときは私も本当に幸せでした。

その先生が先日、ご逝去され、病院の広報誌に私の名前とともにリハビリテーション成果も紹介いただきました。追悼文をお書きいただいた先生には本当に感謝しております。

すごく立派な素敵な先生で、最後まで望みを捨てずに職務をまっとうされたお姿にさらなる感動をいただいた20歳代の私でした。