猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

昨日の講習会の講師を担当して

2013-10-21 22:44:47 | 理学療法
昨日、ある学術団体で「体幹機能の評価と理学療法」について話をさせていただきました。
久しぶりにこじんまりとした人数でしたので、通常はできない評価技術と治療技術をできるだけ多く披露しました。

講習会の講師をして感じるのが、「動作の解釈で常に悩んでいるのである」ということです。
私が動作の解釈をビデオをみて話をしますと、「大変勉強になる」といっていただきます。

でも、この内容は関西医療大学の学部生の講義と同じです。決して難しいことではなく、解剖学、運動学、そして生理学を基礎として考えるわけです。

以前に、雑誌「スポーツメディスン」に書かせていただいたように(だいぶ昔ですが・・・)、「動作にストーリーをつくる」ということになると思います。正常動作を知って、異常動作を把握する。そしてその要因(機能障害レベルの問題点)を把握する。

例えば、足部の障害であっても、その障害から体幹機能も障害されるわけですね。その動作の様々な部分の関連性を結びつけるわけですね(要するに「動作にストーリーをつくる」)。

この内容は、学内教育で教えるべきです。十分に把握して、患者さんに治療をして、はじめて「治せる治療家」になれるわけですよね。

それを知らないで、いろんな治療技術だけ知っても、十分な臨床応用できませんからね。

受講生のみなさん、真剣に聞いていただき感謝しています。

では・・では