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昨日予告した通り、最近のスウェーデンは現金を使わない話。
スウェーデンは、skypeやspotifyを開発した国。
デジタル系には、めっぽう強い。
キャッシュレス化が進んでいる。
最近では、レストランやショップだけでなく
市場などの露店でも
「KONTANTFRI」(現金使えません)
と出ているところが多い。
じゃ、どうやって支払うの?
SWISHという携帯電話アプリで支払う。
ま、Pay Payみたいなもの。
この普及率がすごい。
電話番号と銀行口座番号をリンクさせていて、
店への支払いだけでなく
個人間のやりとりもできる。
ここも、Pay Payみたいなもの。
しかも、手数料がかからない。
すでに、人口の7割以上が導入している。
この制度、主要銀行11社が共同で開発した。
2012年から開始。
おかげで、市中のATMがどんどん消えていき、現金派を泣かせている。
25キロ以内で現金を手に入れられるようにする義務というのがあるようで、
ATMがゼロになることはないようだが、
言い換えれば、25キロに一つ銀行やATMがあればいいということでもある。
高齢者を中心に現金を使えるようにという訴えがあったそうだが、時代の流れには勝てない。
背景にあるのは、
1. 強盗が多い
(私の住んでた田舎でさえも、近くのスーパーに深夜トラックで突っ込んで強盗するなどというのを体験した)
2. 人口密度が低く(国土に対して人が少なく)街と街がはなれていて、現金輸送コストがかかりすぎる
(隣の家が2キロ先というのも普通)
3. 同じく、街や店が遠く、店で買うよりネット販売がもともと普及している
(だから、IKEAもおおきくなった)
4. 雪で覆われると輸送も外出も困難。
(ラップランドで、雪にハマり、死にそうになったことがある)
みたいなことがあるらしい。
そのうえ、それが、これだけ普及する背景には、
スウェーデンは日本のマイナンバーにあたるパーソナルナンバーが100%義務付けられているから。
というか、パーソナルナンバーがないと医者もかかれない。
完全に把握されている。
このパーソナルナンバーのおかげで、税金ももれなく徴収できる。
移民だろうが、難民だろうが、旅行者以外は入国するとまず移民局で
パーソナルナンバーの手続きをする。
これについては、また、改めて書きますね。
このパーソナルナンバーとリンクしたのが銀行IDなので、
登録が正確で、安全であることが大きい。
スウェーデン 中央銀行(RISK BABK)の調べでは、
SWISHの普及 2018年は4億回。(人口約1000万人)
現金の利用率は、13%
これにクレジットカード利用も加わるので、
キャッシュレス化は、
金額ベースでは9割を超えている。
ちなみに金額ベースだと日本は20%。
アメリカでも50%程度。
ただし、水害などに備えて、
家に少しは現金を置いておいてね
とかの指導もあるらしい。
2015年にゴットランドで、SWISH強盗というのがあったとか。
脅迫されて、SWISHで送金させられた・・・ま、これは、
酔っ払った上でのことだったらしいが、
新手の強盗も起こる可能性がある。
(とはいえパーソナルナンバーで管理されてるから犯人はわかるか・・・???)
ただ、このSWISH、携帯アプリなんだけど、スウェーデン に銀行口座がないと使えない。
旅行者はクレジットカード必携ですね。
あ〜せっかくのアストリッド・リンドグレーンの紙幣なのになあ。
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