今週読んだ本は城山三郎著「粗にして野だが卑ではない」 ― 石田礼助の生涯 ― です。
15年以上前のベストセラーですが私は今回初めて読みました。読み始めると面白くて一気に読み終わってしまいました。
主人公の石田礼助という人は、三井物産の副社長を経て78歳で第5代国鉄総裁に就任した人です。
「粗にして野だが卑ではない」とは、国鉄総裁就任直後に石田礼助が国会で自己紹介をした時に自らを評した言葉です。
その石田礼助生涯に、明治人の気骨というか大和魂を感じると共に、リーダーのあるべき姿を示されたように思いました。
読んでいて世の中にはすごい人がいるもだと感心しました。
石田礼助の生涯は「粗にして野だが卑ではない」どころか「細にして貴だし、尊である」と思うのは私だけではないでしょう。
まだ読んでいない人は是非読んでみて下さい。面白いですゾ!!(了)
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