今更か、と笑われそうなのですが、河合隼雄著「心の処方箋」を読みました。
これが、名著。
けれども、最近流行りの「〇〇の法則」とか「〇〇の習慣」とかのように、単純に回答を導きだしているような本ではありません。
それとは全く逆に、人の心って深いなあ~って思わせてくれる本です。
河合隼雄氏自身がこの本の冒頭で「人の心などわかるはずがない」とはっきり言っています。
それでも尚且つこの本が多くの人たちに感動を与え、人の心と向き合う人達のバイブルのようになっている所以は、河合隼雄氏の人間に対する深い愛情が伝わってくるからなんだろうと思います。
〇人間理解は命がけの仕事である
〇心の中の勝負は51対49の時が多い
〇自立は依存によって裏づけされている
などなど福祉関係者の心に沁みる内容も沢山あります。
人の心って解らなくっていいんだな、むしろ人の心に対して敬虔な気持ちを持ち続ける事の方が大切なんだなと気付かせてくれる良書です。
まだ読んでいない方は是非。(了)
平成23年度「ふれあいサロン」を開催します
地域の高齢者や乳幼児とその親、3世代を対象として「出会い作り」、「仲間作り」、「健康づくり」を目的に交流を深め日常生活に役立つ内容の講演やレクリェーションを開催し、健康と生きがい作りを図ることを目的として、昨年から実施されました。
午前中は、マジックショーや人形劇団ひよっこ(札幌市)の公演はじめ、
午後からは、各テーマ別の分科会を開催します。
分科会は
①介護予防運動コーナー ~コツコツ貯めよう貯筋~
②高齢者に優しい食生活の実践
③創作体験コーナー ~フェルトでハートポプリ作り~
④音楽で遊ぼう ~音楽で癒そう!!心身ともに健康に!!~
⑤しおり作り ~使用済み切手絵馬~
⑥フラワーアレンジメント ~花からの癒し~
など、内容は盛りだくさんです是非、ご期待ください。
たくさんのご参加をお待ちしています。
日時 平成24年3月24日(土) ※午前8:45受付開始
町内会へのご案内は3月の白老町広報にて回覧、各町内小中学校、及び高校、関係者へは、3月上旬にご案内をさせていただきます。
例年実施している在宅介護講習会「介護の基本」を開催致します。
在宅での介護は、何も学ばなくても力まかせに行う事ができるので、我流でやっている人も多いのですが、それでは長くは続きません。
数か月で介護者が腰痛になったり、介護を受けている方が重度化してしまうのです。
今回実施する介護講習会は、介護者が楽々になり、介護を受ける方が良くなっていく、又は機能低下を防ぐ介護です。
力まかせの介護をしていた人が、社協の介護講習会に出て、指一本で寝返り等を行えるようにり衝撃を受けて帰る人も大勢います。
めったに無い機会ですので、是非お誘い合わせのうえ多数ご参加ください。(了)
〇日 時 3月9日(金) 18:30~21:00
〇場 所 白老町総合保健福祉センター いきいき4・6
三世代交流センター
〇対 象 だれでも参加できます
〇内 容 ①介護が楽になる3つのポイント
②良くなる介護・悪くなる介護
③おいしく食べてもらう食事の介護方法
〇講 師 社会福祉法人白老町社会福祉協議会
北原 良仁(介護福祉士・社会福祉士)
吉野 るり子(介護福祉士)
〇参加費 無料
〇申し込み 白老町社会福祉協議会
0144-82-6306
去年の暮れに道民フォーラムに参加した際に、「ふたたび SWING ME AGAIN」という映画を観ました。
この映画、上の画像の通り、ジャズを題材にした映画です。
キャストも、財津一郎、藤村俊二、犬塚弘、佐川満男などのベテランだけでなく、ミュージシャンの渡辺貞夫(サックスプレイヤー)など非常に豪華なラインナップです
ただこの映画はただの音楽映画ではなく、ハンセン病問題を取り上げた作品となっています。
ちなみにハンセン病とは古くからある感染症で、治療法が確立されていなかった時代には皮膚に疾患が出る為、差別や偏見の対象となっていました。
ですが現在は伝染力が低く、患者も感染しても正しい治療をすれば完治し、感染源になることのない病気ということが1950年代にわかっています。
ですが、日本では1995年まで誤った隔離政策が行われていました。
このハンセン病問題を取り入れたことで、ハンセン病についてだけでなく差別・偏見という物について考えさせてくれる映画でした。
加えて、ストーリーにとても感動しました
とても良い作品なのでみなさんもよろしければ是非観てみてください!(喜)