すっかり介護保険が定着して、病院などにもケアマネの存在が、良くも悪くも周知されてきたような気がします。
老人が入退院するにあたっては、病院側も「ケアマネさんはどの誰?」と確認を取るようになりましたし、病院連携室でも、あちこちのケアマネさんの特徴をなんとなく把握していたり、連携の場には必須の職種という理解が出来上がりました。
そんな大活躍のケアマネさんですが、実はお仕事の内容がすごくグレーな部分があったりします。
介護保険そのものが、あちこち穴だらけで、実際の現場の問題点から目をそらしている部分があるなかで、その中心にいるケアマネさんのお仕事が、その「ざる」からこぼれた部分に翻弄されていることを、お上の方々は知っているのでしょうか・・。
独居高齢者に、老老介護、認認介護はもちろん、家族が精神疾患だったり人格障害者だったりで、生活の支援がご家族に望めないケースが山のようにあります。
しかも、経済的な困窮などの背景があると、思うようには介護保険に乗れないことがたくさんあるわけです。
ずっと思っていた事の中に、受診の同行があります。
原則、定期の通院の同行は、ご家族がされるべきです。
ご本人の病状を伝え、それに対する説明を聞き、提示された治療方法を選択したり、同意したりして、これからの療養に反映しなければならないからです。
でも、遠方だったり、近親者がいなかったりしたときは、介護保険サービスに則って、通院支援を受けるわけです。
この通院支援も、誰でもついてくれるわけではなくて、一定の条件が必要になるのですが・・。
そのなかで、患者さんの状況把握と情報交換を行い、プランに反映するために、受診に同行することは、ケアマネの業務としては問題ありません。
でも、足がないから、誰もいないからといって毎回ケアマネが一緒に通院するというのは違うのです。
実際には、マイカーで受診に連れて行っているケアマネさんだっているのですが、これは断固ケアマネがやるべきことではないと思います。
特に、ご家族がいるのに、忙しいとか面倒くさいという理由で見て見ぬふりをされている場合は、ますます介護からご家族を遠ざけてしまうとこに繋がるからです。
ただ、急に病状が悪化して緊急受診や救急搬送などの時には、一番生活を把握しているケアマネが同行するしかない場合があります。
病院も「誰か、状況の分かる人が付いてきてください!」とかいうので、とりあえず同行して状況を伝えると、「検査が終わるまでいてください。」と、延々と待たされたりすることがあります。
その間、家族に何度も連絡を取り、半日過ぎてやっと解放されることもあるのです。
ケアマネの利用料はご利用者さんからは徴収しません。
一律の給付を介護保険から受けるだけです。
ケアマネは数十名の利用者を持っていますから、そうしているあいだにも、次々に連絡の電話が入ってきますし、サービスの立会や、利用表の配布などに駆け回ります。
早く帰らなければ・・と思いながら、なかなか来ないご家族を待たなくてはなりません。
独居で病気を持ち、寄る辺のないさみしさの中で、療養生活全般のコーディネートをしてくれるケアマネは、本当に頼りになるし、時として身内のように錯覚することもあると思います。
でも、家族の代わりはできないのです。
そのラインはとてもグレーで、「こんなに頼っているのだから、やってあげたい。」思いと、「それはケアマネとしてやってはいけない。」思いの狭間で大きく揺れ動いてしまうのです。
身寄りがなく、生活が成り立たなくなりそうであれば、後見人制度なども視野にい入れ、考えていかなくてはなりません。
ただ、ケアマネそれぞれが、意識的に動くことが必要だし、ただ何でも屋にならないような支援方法を、考えていかなくてはならないのだと思います。
地域でも、考えていかないと。そんな風に思っています。
老人が入退院するにあたっては、病院側も「ケアマネさんはどの誰?」と確認を取るようになりましたし、病院連携室でも、あちこちのケアマネさんの特徴をなんとなく把握していたり、連携の場には必須の職種という理解が出来上がりました。
そんな大活躍のケアマネさんですが、実はお仕事の内容がすごくグレーな部分があったりします。
介護保険そのものが、あちこち穴だらけで、実際の現場の問題点から目をそらしている部分があるなかで、その中心にいるケアマネさんのお仕事が、その「ざる」からこぼれた部分に翻弄されていることを、お上の方々は知っているのでしょうか・・。
独居高齢者に、老老介護、認認介護はもちろん、家族が精神疾患だったり人格障害者だったりで、生活の支援がご家族に望めないケースが山のようにあります。
しかも、経済的な困窮などの背景があると、思うようには介護保険に乗れないことがたくさんあるわけです。
ずっと思っていた事の中に、受診の同行があります。
原則、定期の通院の同行は、ご家族がされるべきです。
ご本人の病状を伝え、それに対する説明を聞き、提示された治療方法を選択したり、同意したりして、これからの療養に反映しなければならないからです。
でも、遠方だったり、近親者がいなかったりしたときは、介護保険サービスに則って、通院支援を受けるわけです。
この通院支援も、誰でもついてくれるわけではなくて、一定の条件が必要になるのですが・・。
そのなかで、患者さんの状況把握と情報交換を行い、プランに反映するために、受診に同行することは、ケアマネの業務としては問題ありません。
でも、足がないから、誰もいないからといって毎回ケアマネが一緒に通院するというのは違うのです。
実際には、マイカーで受診に連れて行っているケアマネさんだっているのですが、これは断固ケアマネがやるべきことではないと思います。
特に、ご家族がいるのに、忙しいとか面倒くさいという理由で見て見ぬふりをされている場合は、ますます介護からご家族を遠ざけてしまうとこに繋がるからです。
ただ、急に病状が悪化して緊急受診や救急搬送などの時には、一番生活を把握しているケアマネが同行するしかない場合があります。
病院も「誰か、状況の分かる人が付いてきてください!」とかいうので、とりあえず同行して状況を伝えると、「検査が終わるまでいてください。」と、延々と待たされたりすることがあります。
その間、家族に何度も連絡を取り、半日過ぎてやっと解放されることもあるのです。
ケアマネの利用料はご利用者さんからは徴収しません。
一律の給付を介護保険から受けるだけです。
ケアマネは数十名の利用者を持っていますから、そうしているあいだにも、次々に連絡の電話が入ってきますし、サービスの立会や、利用表の配布などに駆け回ります。
早く帰らなければ・・と思いながら、なかなか来ないご家族を待たなくてはなりません。
独居で病気を持ち、寄る辺のないさみしさの中で、療養生活全般のコーディネートをしてくれるケアマネは、本当に頼りになるし、時として身内のように錯覚することもあると思います。
でも、家族の代わりはできないのです。
そのラインはとてもグレーで、「こんなに頼っているのだから、やってあげたい。」思いと、「それはケアマネとしてやってはいけない。」思いの狭間で大きく揺れ動いてしまうのです。
身寄りがなく、生活が成り立たなくなりそうであれば、後見人制度なども視野にい入れ、考えていかなくてはなりません。
ただ、ケアマネそれぞれが、意識的に動くことが必要だし、ただ何でも屋にならないような支援方法を、考えていかなくてはならないのだと思います。
地域でも、考えていかないと。そんな風に思っています。