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北朝鮮の危機が自民圧勝の大きな要因 北の危機、中国の脅威に首相は気概を持って愁眉を開け ジャーナリスト・櫻井よしこ
自民党の勝利は野党分裂ゆえだとする分析がある。だが、迫り来る北朝鮮の危機に対処できるのは、世界の現実を厳しく見つめてきた安倍首相だという有権者の判断がより大きな要因だろう。国民は眼前にある難題、国難の深刻さを理解し、日本の愁眉(しゅうび)を開くことを安倍政権に期待したのである。
平和維持に強い抑止力を持て
首相の課題は北朝鮮危機に対処し、憲法改正を含む重要課題に丁寧に、しかしあくまでも、積極果敢に取り組むことだ。
足元の北朝鮮情勢の見通しは非常に厳しい。歴史をたどれば、白村江の戦い、元寇、日清、日露の両戦争など、日本の戦争はおよそ全て朝鮮半島情勢が原因だった。その時々の戦いで被った犠牲の深刻さを考えれば、今、目の前にある北朝鮮危機への対処は万全にしなければならない。
ドナルド・トランプ米大統領の決断如何(いかん)で極東は有事を迎える。軍事的衝突を回避させ、平和を担保する究極の道は強い抑止力を備えることだ。まず北朝鮮暴発への備えを強化する。専守防衛を見直し、敵基地攻撃能力を確立し、自衛隊の人員および装備を拡充して防衛予算を増額することが北朝鮮のみならず、中国をも含めた国々を踏みとどまらせる力となる。
有事の際の拉致被害者の救出、日本国民の保護、難民の受け入れ、紛れ込んでくる工作員への対処など戦後初めての体験となるさまざまな課題への準備が、平和維持には強い抑止力が必要だという理解を国民の間に広げるだろう。
中国と異なる価値観広げよ
一方、日本にとってより深刻な脅威は北朝鮮の背後に控える中国である。18日開会の中国共産党大会で習近平総書記(国家主席)が行った演説は軍事強国と専制政治に走る姿を明らかにした。3時間余の演説で習氏は世界一流の軍事大国化を掲げ、中国共産党の絶対的支配に党員も国民も従うことを求めた。宗教にさえも「中国化」と「社会主義社会への適応」を要求した。チベット人がチベット仏教の学びを禁止され、毛沢東語録の学習を強いられている現状を、さらに広げるというのか。
習氏は「偉大なる中華民族の復興」を謳(うた)い、「中華民族は世界の諸民族のなかにそびえ立つだろう」とし、「人類運命共同体」の構築を提唱した。これからの中国を読み解く上での重要な言葉となるであろう人類運命共同体構想は「世界制覇宣言」と同義語かと思う。人類は皆、中国の下で中国主導の運命共同体の一員として生きることを要求されるのか。
米国務長官、レックス・ティラーソン氏は18日、戦略国際問題研究所(CSIS)で講演し、中国の姿勢を異例の率直さで批判した。氏は日米豪印の対中協力体制確立の重要性を強調した。安倍首相の年来の戦略と重なる提言だ。中略
憲法改正を成し遂げるときだ
約160年前、わが国は黒船来航に狼狽(ろうばい)した。当時の日本は長い鎖国ゆえに産業革命も知らず経済力は脆弱(ぜいじゃく)だった。情報力も乏しく、軍事力はなきに等しかった。
経済力、軍事力、情報力のない風前の灯(ともしび)の国だったが、日本は他のアジア諸国と異なり、植民地化されず、国民国家(ネーションステート)を守り通し得た。国を守るには富国強兵が必要だという冷厳な現実に目醒(ざ)め、祖国を守る気概を全国民が発揮したからだ。
今日本には、世界第3位の経済力がある。軍事力も情報力もそれなりにある。だが失ったものがある。現実感覚と気概である。現行憲法のパシフィズム(平和主義)に埋没し、軍事に関する事柄を忌避し、国民と国を守る責務を米国に任せ、さほどの違和感も感じない。日本は異常な国になっている。
だが、改憲に前向きの勢力が初めて4分の3を超えた。その4分の3を形成する多くの人々は危機に気づき始めた人々だろう。首相が「愚直に」語りかけ続け、憲法改正を成し遂げるときが巡ってきたのだ。安倍首相の背中を今や、時代と国民が押している。世界に取り残されないためにも、時代と国民への責任を果たすのが、首相の最重要の使命である。(ジャーナリスト・櫻井よしこ さくらい よしこ)
http://www.sankei.com/column/news/171024/clm1710240007-n1.html
一部省略したがほぼ全文参照させて頂きました。尊敬する桜井氏のお言葉として自民党安倍総理は心して聞いて頂きたい。誰よりも日本の事を思い、将来の日本のビジョンを描ける総理として国難に対処して頂きたい。桜井氏は政治家になればトップ当選間違い無しの論客で田原や大谷なんぞ足元にもおよばないだろう。残念ながらテレビなどの出演機会は彼らほど多くは無いようだがその発信力は強く桜井氏が日本初の女性総理と願っていたが彼女は政界には興味がなさそうで非常に残念だ。
国を守るには富国強兵をはっきりと述べている。現在の国会議員に軍事力を持つより中国に媚を売れと言う売国議員が存在する日本、覇権主義を露にした全人代中国習近平国家主席、覇権に媚で対処しようとする日本の左翼議員と浪々の元総理、その左翼議員に投票した左翼有権者、国民を思想誘導したマスメディアの捏造報道を鵜呑みにして政権批判をするテレビの前に座る主婦と老齢。歳を取れば知恵がつくのではなく情報を鵜呑みにして疑う事を忘れる。
誰が考えても国と国の条約の後ろに軍事力が存在するのは想像に難くない。しかし、日本の軍事力を否定して軍を無くそうとする共産党という売国党が存在する。度々テレビ出演する党首や幹部は「自衛隊を直ぐに解散させるわけではない、国民に受け入れられている自衛隊を無くす事は中々・・・しかし、憲法を改正して将来的には自衛隊を無くす・・・選挙の討論会でも志位さんはそう言っている。常識が彼らには非常識で我々が非常識だと思うことが常識なのだ。天皇制に関しても同じような論調、どちらも共産党やその思想に順ずる党と一緒になり憲法を改正して国の力をそぎ落とす。最終目的は日本共産党軍の創設。国を守るではなく日本共産党を守る軍、日本国民に受け入れられるかどうかは関係ない、その頃には独裁国家になっているはず・・・共産党思想者若しくはその思想に順ずる者はそう思っているはず・・・・