称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

4月になりました。

2009年04月04日 22時28分39秒 | 独り言 ぼやき

4月になりました。

ニュースで 各地の大学での入学式の様子が報道されていました。昨日は入社式の様子が伝えられていました。

大きな希望と少しの不安を胸に抱きながら 新たな責任に身が引き締まりながらのスタートです。

「初心忘れるべからず!」の言葉がある通り 慣れるに従って 気が緩みがちです。

今の気持ちを正直に 日記や色紙などに書き残しておきましよう。

3月は卒業で別れ、4月は入学・入社で新たな出会いのシーズンです。

仏教では 「倶会一処」という言葉が在ります。「極楽浄土で また会いましょう。」との意味でしようか。今生の別れである「死」をも絶対別離とせず、あの世でまた会いましよう、と考えるのです。なんとスケールの大きな考え方でしようか。

そう考えますと 生きている内の別れ等は 絶対別離でもなんでもなく、会おうと思えば会える訳ですから 本当の別れ等はないのかも知れません。

今春 入学・入社した諸君、新たな世界での新たな出会いを大切にしながら、以前からの知り合い・友達もより大切にする事を心掛けてみませんか・・・。


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