称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

ご門徒さんのぼやきです。

2011年09月13日 22時55分11秒 | 独り言 ぼやき

大変熱心な ご門徒さんから 私の個人メールボックスにぼやきメールが届きました。ご本人のご了解を戴いた上で 和尚さんのブログの記事に転載いたします。皆様方の ご意見を戴きたいです。

昨日、他にもいろいろ考えました。

最近の風潮で、私も含めて神仏に対する気持ちや意識が希薄になってきている気がします。

どれだけの人が自分の家の宗派について理解しているのだろうとふと考えます。

本尊は何で真言は・・・って聞いてみたら何人の人が応えられるだろうか

浄土真宗西本願寺派なら御本尊は阿弥陀如来、向かって右に親鸞聖人、左に蓮如上人

真言は南無阿弥陀仏、真言宗は御本尊が大日如来、向かって右に弘法大師空海、

左に不動明王、真言は南無大師遍照金剛と言う具合に・・・いったい何人の人が?

特に御本尊を知らないのは企業でいえば社長を知らないのと同じである

そう言うひとは、百聞は一見に如かずで昔からある密教の両界曼荼羅(胎蔵曼荼羅、金剛界曼荼羅)を見るだけでも見て欲しい

家族の伝えるべき存在の人が宗教に対して無関心になっている。それぞれがこの世で生きているのも

御先祖様があってからこそで、その御先祖様を偲ばずして幸せはありえないと私は思うのですが

私の家は無宗教ですとおっしゃる方が時々いますが、昔各お寺が役所の代わりになっていたころ

そのお寺がその家の菩提寺でその宗派だったはずなので無宗教はありえないと私は思う

たぶん代々伝えてなかった為、知らないだけかも

和の文化もそうだ段々洋式化して和の文化が消えていっている様なそんな気がしてならない

各家庭に仏壇が無くなって来ているのも、仏壇はどちらかと言えば和だからかも・・・。最近は、簡易仏壇が流行っているらしい。

そんなに簡素化する物ではない。もっと尊いものなのに・・・。一番大切なのは心をどれだけ込められるかですけど

和の文化と政治は基礎を幼い頃から教育で徹底的に教えるべきだそうでないと国が洋式化してしまう。大変だ!

仏教は御釈迦様から弟子へと伝えられ日本では、最澄と空海が遣唐使として中国に渡り日本に持ち帰り仏教を布教させ

今では即位の礼に神仏を交えた儀式がある様に仏教は絶やしはいけない尊いものであることを国民が理解することが大事である。

それと話は変わるが・・・中国政府弱者をいじめるな!

中国政府によりチベット仏教が絶えぬようダライラマ14世を心より応援しています。

それともうひとつ最後に・・・

孤独に立ち向かい悟りを開いてきた方々さぞかし大変だったでしょう。

独りで行動するその姿を想像すると神仏、生死問わず、あなた方を心より尊敬致します。

私たちが生かされているのも、あなた方の功績があったからこそ、ありがとうございます。

無知は無知なりに、ぼやきましたけど、

乱文だし殆ど自分の思考ばかりで理解できていないので勉強しないといけないですね

粗相がありましたことお許しください。

失礼しました。


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2 コメント

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「ご門徒」氏は家族単位での信仰の継承が行われな... (M)
2011-12-10 10:57:39
「ご門徒」氏は家族単位での信仰の継承が行われなくなっている事を嘆くが、その原因はそもそも何なのか? を考え切れていない。

現在においてそうなった最大の原因は、「家族の伝えるべき存在の人」が若い頃、近所に寺が無い、有っても存在を知らない、知っていても寺に足を運ぶ習慣を持てなかったからだ。

高度成長期、地方から都市への大規模な人口移動が起こった。私の両親もその一人である。馴染みの無い都会で、旧知の人が周囲に居ない彼等の孤独や悩みを、何が吸収したか?

新興宗教と社会主義だ。

急速に都市化が進んだ場所の多くは、創価学会と共産党が強い勢力を持った。私が生まれ育った地域もそうだ。

父は社会主義者になった。歳を取り、思想に挫折して宗教心に目覚めたらしく、家の宗派の寺や本山を訪れるようになったが、宗教の匂いが皆無に近い環境で育った私は全くの無神論者になった。

寺や「ご門徒」氏のような信仰を持つ人々は、その時、一体何をしていたというのだろうか。都会へ出て行く若者達に、引っ越し先にある寺を紹介する程度の事さえ、果たしてやったろうか。
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ブログ楽しみにしていましたが、最近更新されてい... (udon)
2012-01-06 16:50:08
ブログ楽しみにしていましたが、最近更新されていませんね。また更新するのを楽しみにしています。
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