能登尚彦 weblog

思ったことを勝手気ままに書いています。

ユビキタス無線工学 第5回

2007年05月18日 11時23分15秒 | ユビキタス無線工学
昨日の授業ですが

最初に余談として、東京都で試験的に老人の方などに携帯電話を持ってもらい、電柱などにQRコードを貼っておいて、それをポイントポイントで拾っていけば目的地に到達できるというようなことをやってみようと思い実施したところ、テストを行う前日に電柱などに張っておいたバーコードの上に出会い系サイトなどのQRコードを貼られてしまい(ITテロのような表現をされていたような気がしましたが)まったく使い物にならなかったという、笑えない話がありました。

内容としては先週積み残したBPFの話

実際に使うフィルターを設計するときなどにコイルが振動して特性が変わったりすることを防ぐためにプラスティックでコーティングしたりするとQが下がる、また温度変動にコイルは影響されやすいので、なるべくコイルの部分を少なくすることが多いということです。

また、フィルターの形として二つ

バターワース型・・・カットオフ周波数で鋭い特性は無いが通過帯域の特性が良い

チェビシェフ型・・・カットオフ周波数で鋭い特性を持つが通過帯域にリップルが発生する

と説明がありました。

また、回路を設計する上で必要なのは、三角関数とインピーダンスの計算、そして共振の式(f=1/2π√1/LC)があれば出来るということ

デシベルは単位ではなく、比率であること「電力で10dBは電圧でも10dBであること」

インピーダンスとは、すべての回路は抵抗・コンデンサ・コイルの直列の回路で表現することが出来る。

オームの法則で表している抵抗(損失を与える抵抗)とインピーダンスで表す抵抗(ひとつのパラメーターであり、テスターをあてて実際に測定することが出来ない抵抗)は違うということ。

というような説明がありました。

(今週はうまくまとまらなくてすみません。)
http://www.h7.dion.ne.jp/~nebiya/tdu/
DSPの無線応用―これからのアマチュア無線

オーム社

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