MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来篇』。

2015-04-29 22:32:03 | 映画日記
テレビシリーズの『境界の彼方』を観た上で、
『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来篇』を観てきた。
『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 過去篇』から入ったんで飛び飛びすぎてよく分からんかったけど、テレビシリーズを見た後だったので、すっきりと内容に入っていけた。

不死身であること以外、取柄のない主人公と言うのは割と斬新。
で、死にかけたら、眠ってた力が暴走して周りに迷惑かけまくり。

個人的には、裏で手を回しまくり、変態的な情愛を持つ藤真弥勒が好き。
人間として一番人間離れした男よね。でも、一番男くさい変態。
その辺がいいね!


『寄生獣』。

2015-04-29 21:39:02 | 映画日記
『寄生獣~完結編~』を観てきて、【寄生獣】を観た。

中学校のとき英語の広田先生が絶賛してたマンガ。
「グロテスクな表現ばかりやけれども、最後にはしっかりとしたメッセージがある」みたいなことを言うてたけど、その理由は完結編でちゃんと分かった気がする。

人間の数が半分になれば、垂れ流される毒も半分になるのだろうか。
人間の数が半分になれば、燃やされる森も半分になるのだろうか。

たしかに減る。半分じゃなくて、垂れ流す毒も燃やされる森も4分の1になる。

人間が増えて最も困るのは、人間だ。
ライフゲームと同じ。
少なすぎても、多すぎてもダメ。
だから最強の寄生生物、後藤は言うのだ。
「人間を、食い尽くせ」

言葉、手紙、インターネット、身振り手振り。
人間はそんなものを使って、世界規模のネットワークを作り出した。身体を個々の細胞が能動的に組み合わさり、個体を形成するように、個々の人間が地球を覆い、J. ラヴロックが提案するようなガイア形成の頂点にいる。
だが、提案されるモデルでもライフゲームと同じ結果が導き出される。デイジーワールドが示すように、単一の個体に覆われるガイアは、最終的には個体の崩壊を招く。
自分の繁殖の所為で、自分たちが死んでいくのだ。
それでも、人間は生きたいと思う。
子供を守りたいと思う。
一人一人の想いが集まることで崩壊が始まるとは、本当に皮肉な話だ。

寄生生物は生きたいだけなのだ。
個体としての能力は人間をはるかに凌駕するが、殺戮と言う点において人間以上に殺しに長けた種はいない。
寄生生物は、最終的には人間社会に馴染み生きていくようになる。
そこに彼らがどんなメリットを感じたのか?子孫を残すことすら出来ない彼らが、人を食らうことを控えるようになったのは、生きたい、という想いがあったからだろう。




数十年内に世界人口は100億人に達すると予想されている。
まず、飲用に適する水が圧倒的に不足するだろう。
食料も足りない。あったとしても、それを行渡らせるだけのエネルギーがない。
人間の数が倍になれば、垂れ流される毒は4倍になるだろう。
人間の数が倍になれば、燃やされる森は4倍になるだろう。
そのときに、人は思うのかもしれない。
「誰か、私の代わりに死んでくれ」と。


2015年04月26日のつぶやき

2015-04-27 00:00:00 | twitter