『女の子ものがたり』を観てきた。
描けなくなった女性漫画家が主人公。
友達もいない。
恋人もいない。
仕事もせずに、昼からビール。
私はいったい、なにをしているんだろう?どうなりたいんだろう?
そんな彼女が昔を思い返してみる。
私には、友達がいた。
一緒に遊んだり。
一緒にはしゃいだり。
笑ったり、泣いたり、喧嘩したり。
いつの間にか、みんなバラバラになっていた。分かっていたことだけれど、バラバラになっていた。
一人は、遠い世界に行ってしまって、もう一人はどこにいるのかも分からない。
それなりに幸せになっているのかな?
私は今、幸せなんだよね?
正直、男の俺には分からんところもいっぱいある。
少なくとも言えるのは、女の子は男の子よりも少し早く大人になっていくんだろうなということ。
原作が西原理恵子。
この人の作品は、嘘っぱちだらけだと思ったらホントのことを思い切り描いてみたり。
汚いお下劣を描いているなと思ったら、信じられないぐらいきれいな世界を描いたりする。
自分に正直な人なんだろうなと思う。