歴史を振り返ると、そんなに歴史を知らなくても、過去に何度も何度も小競り合いに始まり世界大戦まで、人間は暴力で物事を片付けてきたのだな、ということがわかる。
戦争は何も生まない。
というけれど、カーナビゲーションシステムやインターネット、暗号化技術は全て戦争があったから生まれたもので、僕たちはその恩恵を多大に受けている。
それでも、戦争は絶対に肯定できない。
第二次大戦以降の為政者は、絶対に戦争を起こさないためにいるのだ。
何があってもやってはいけない。起こした時点で無能のタダのバカなのだ。
そんな中で、今回の戦争で思うのは市井の人々は確実に非戦の心を強くしているのだ、ということだ。
SNSが普及したこともあると思うが、「戦争反対」と声を上げることが老若男女問わず普通にできるようになっている。
「国を捨てて逃げろ」という人を批判する向きもあるけれど、考えなしに言っている言葉だとしても、命を捨てるなという意味では僕は賛同する。
今日も人が死んでいく。
時の為政者にとっては、人よりも国が大事なんだろう。
命よりも大事なものを守って死んでいく人たちがいる。
それが分かったうえで言う。それは愚かなことなんだよ。命の使い方はもっと他にあるはずなんだ。
もう十分だ。
もうたくさんだ。
Let it go.
もう終わりにしよう。
みんな家に帰ろう。
世界はもっと優しいはずだ。