#この世界の片隅に
#さらにいくつもの片隅に
#テアトル梅田
『この世界のさらにいくつもの片隅に』を観てきた。
前作で抜けていた部分を、大幅に加えた作品。
もう一つの『この世界の片隅に』だ。
いくつか見る目が変わった。
径子さんはぼんやりのすずさんを意地悪していたわけじゃなく、程度こそあれどすずさんを想っての発言だったんだなぁ、と認識。
「あんたぁ、広島に帰ったら?」
のセリフはイビリじゃなかったんですね、径子さん。
リンさんとすずさん。
二人は二人ともに憧れがあったんじゃないかなぁ。自分の持っていないものを互いに持っているから。
そして、最後に登場する右手。
あれはずっとすずさんが失った手だと思っていたけど、リンさんの手でもあったんだ。だから、すずさんの頭を撫でたんだ。
応援という形で今作品にはエンドロールに僕の名前が載っている。
『この世界の片隅に』というとんでもない作品を僕は知らなかった。
年間、スクリーンで100本以上見ているのに『この世界の片隅に』は見落としていた。クラウドファンディングに参加しなかったことを本当に悔やんだ。一週間ぐらい思い出しては凹んでいた。映画館から足が遠のきがちになった。
今回は名を残せた。
ちょっとだけ、元に戻るような気がする。