戦乱のイエメンでコレラが急拡大している問題。感染者数20万人あたりで日本のメディアにも記事を見かけるようになってはいますが、その後も収束の気配もなく、30万人という数字がWHOから出てきています。
戦乱による医療インフラの破壊、清潔な水が得られなくなっていること、複合的に関与しています。そして以前紹介したように、医療機関を意図的に破壊することで、治療できなくなった病気そのものを武器として使えるという新たなトレンドが輪をかけています。
さらに、その対策として100万ドースのコレラワクチン計画もセキュリティなど理由に遅延し見通しが立たず、人道危機は深まるばかりというのが現状。
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2017/07/news-scan-jul-10-2017
https://www.statnews.com/2017/07/11/un-yemen-unlikely-get-cholera-vaccine-first-planned/